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ジャガーE-Type
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ジャガーE-Type
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ジャガーE-Type

昔観た映画に登場し、今でも強烈なイメージとして脳裏に焼き付けられているクルマが何台か存在する。「007 ゴールドフィンガー」で活躍した、おそらく世界一有名なクルマ、改造アストン・マーチンは当然印象深くインパクトがあったが、ひじょうにマイナーな映画で、1967年公開のジョン・フィリップ・ロー主演「黄金の眼」に登場したクルマも思い出深い一台だ。

人気コミック漫画を原作にしたこの「黄金の眼」という映画は、非常にクールな天才的大泥棒で、ハンサムな怪盗ディアボリークを主人公にしたアクション映画である。

オープニングからカラフルな煙幕を車から吐き出し、真っ昼間の埠頭で銀行へ輸送する10億ドルの現金を警察から強奪したディアボリークが、追ってくるヘリコプターと激しい銃撃戦を繰り広げながら逃走し、トンネルで待っていたブロンドの美女エヴァと合流、きわどいスリップの入ったドレスを着たエヴァが仮面で隠されたディアボリークのマスクを剥ぐと、そこにはハンサムなジョン・フィリップ・ローの顔があるという演出。

その2人が乗っていたクルマが白(いや、黒だったかな…もしかして、白も黒も登場したかな…なんせ、昔の事だから記憶が曖昧)の「ジャガーE-Type」。

ジャガーE-Type

「ジャガーE-Type」の滑らかなボディラインに魅了され、世の中にはこんなにキレイなクルマがあるんだなぁ〜と、幼い心が虜にされたものだ。そのクルマが、今年で誕生50周年を迎えた。そして、「ジャガー」は今年1年を通じ、注目度の高いクルマ関連イベントで、この記念すべき50周年を祝う予定だという。

イングランドのウエスト・サセックスにあるグッドウッド・サーキットで7月に開催される新旧レーシングカーの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Goodwood Festival of Speed)」、同サーキットで9月に開催されるヒストリックカーの祭典「グッドウッド・リバイバル・ミーティング(Goodwood Revival Meeting)」、アメリカ・カリフォルニア州ペブルビーチで8月に行われる、世界一美しいヒストリック・カーを選ぶコンクール「ぺブルビーチ・コンクールデレガンス(Pebble Beach Concours d'Elegance)」、ドイツのニュルブルクリンクで行われるドイツ最大級のヒストリックカーイベント「オールドタイマー・グランプリ(Old Timer Grand Prix)」などで祝賀が続くという。

今やジャガーのブランドイメージを象徴するアイコンともいえる「E-Type」は、1961年のジュネーブショーで華々しいデビューを飾った。美しいボディラインのみならず、当時としては夢のような最高時速240km/hを標榜し人々の憧れの的となり、その魅力はクルマの世界を超えて、世界中に衝撃を与えた。「E-Type」特有のプロポーション、佇まい、そしてピュアなライン。その美しさが認められ、ニューヨーク近代美術館に常設展示されてる。幼い頃から自分の審美眼は間違いなかったようだ(自画自賛)。

なお、ボディーはオープン2シーターとクーペタイプの2種類から選ぶことができ、オープンタイプは「ロードスター」の名で親しまれた。1961年から1975年の14年間の歴史の中で、「E-Type」はシリーズ1からシリーズ3へとモデルチェンジを行ったが、その度に当時の最大マーケットであったアメリカの安全基準を満たすため、当初の美しいデザインが次第にスポイルされていった、ある意味珍しいクルマである。

ジャガーE-Type

「E-Type」のオーナーには、当時のイギリスサッカー界スーパースター、ジョージ・ベスト、女優のブリジット・バルドー、ハリウッド・スターのトニー・カーティスやスティーブ・マックイーンなど錚々たるセレブが名を連ねていた。「E-Type」は、ビートルズやミニスカートと同様に「黄金の60年代」の代名詞といっても過言ではない。

「1961年にE-Typeが発表された時のインパクトについては、どれだけ語っても決して誇張することはできないでしょう。なぜならば、E-Typeは革命的ともいえる時代の精神を内包したクルマであるとともに、E-Type自身がその時代を作っていたからです。現在においても、未来のジャガーをスタイリングする上でE-Typeのデザインは我々に大切な何かを教えてくれます」と、ジャガーのデザインディレクター、イアン・カラムはコメントする。

生産終了から35年以上経った今でも伝説として語り継がれ、いまだに多くのファンが世界中に存在する「E-Type」の遺伝子をもっとも色濃く受け継いでいるのが現在販売中の「XK」であり、「E-Type」誕生50周年を記念して、その「XK」に特別限定車の「XK E50 LIMITED」を設定し、6月4日から全国のジャガー正規販売店を通じて販売が開始されることになった。

「XK E50 LIMITED」は、「E-Type」を現代風に解釈したモデルで、最高出力283kW(385PS)/6500rpm、最大トルク515Nm/3500rpmを発生するV型8気筒DOHC5リッターエンジンの「XK ラグジュアリー」をベースに、内外装に特別装備が施されている。

XK E50 LIMITED
XK E50 LIMITED

エクステリアでは、ボディーカラーに専用のブラックチェリーメタリックを採用するとともに、19インチの「Tamana」アルミホイールを装備。フロントフェンダーに装着するサイドパワーベント、ドアミラーキャップをクローム仕上げとしたほか、アルミホイールのセンターキャップやキッキングプレートなどにジャガーのヘリテージロゴをあしらっている。

インテリアでは、トリムにクラシックカーテイストを漂わせるエンジンスピン・アルミパネルを採用。レザーシート(チャコール/アイボリー)は、ヘッドレストにヘリテージロゴがエンボス加工されるほか、シートヒーター/クーラー機能を標準装備。さらにルーフの内張りにジェットスエードクロスを採用している。

なお、この「XK E50 LIMITED」は限定10台、価格は1235万円である。ステアリング位置は右のみである。

きっと昔の「E-Type」は、気難しく、運転も難しい部類のクルマだと容易に想像できるが、自動車の歴史上、最も有名で最も魅力あるクルマの1つであることは間違いない。

ジャガーE-Type

 
 
 
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