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Cassina/K10 DODO
 
 
 
Cassina
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Cassina

数少ない家具業界のトップブランドとして知られるイタリアのカッシーナ社の母体は1760年に形成された。教会の木製チェアの製造などから活動を開始し、その頃作られた家具は現在でもコモの大聖堂に残っている。その高い技術力と完成度には、当時から定評があった。

1927年にチェーザレ・カッシーナと兄のウンベルト・カッシーナが「Cassina S.p.A.」として正式に創業してからは、同社の家具作りは、少しずつ変化を見せ、モダンファニチュアの分野へと移行した。第二次世界大戦後、カッシーナ社は製造規模を拡大し、豪華客船およびホテル、レストランなどのための特注家具や内装を手広く手掛け、数々のプロジェクトを通して培われた経験と技術が現在のカッシーナ社製品における優れたデザインと品質を生みだしている。

カッシーナ社は、1950年代に最も重大な転換期を迎えた。 チェーザレが初めてジオ・ポンティと出会い、歴史的名作「スーパーレジェーラ」を共同開発し、その成功が、カッシーナのその後の進路を決定づけ、外部の才能あるデザイナー、建築家との活発なコラボレーションがスタートした。

現在まで一貫してヴィコ・マジストレッティ、マリオ・ベリーニ、アンドレア・ブランツィ、ピエロ・リッソーニ、フィリップ・スタルクなど、現代を代表する建築家、デザイナーとのパートナーシップにより、イタリアモダンファニチュアの頂点といえる製品を生み出し、これらの中には、ニューヨーク近代美術館をはじめとした世界のミュージアムコレクションに選ばれているものも数多くある。

新しいデザインを追求する一方でカッシーナは、64年から「I Maestri (イ・マエストリ:「巨匠たち」を意味する)」と呼ばれる歴史的名作シリーズをスタートさせ、これは、ル・コルビュジエ、チャールズ・レニー・マッキントッシュ、ヘーリット・トーマス・リートフェルトなど、20世紀初頭の巨匠たちの作品が、作者あるいは著作権継承者による厳格な指導と認証を受けながら、意匠的にも品質的にもオリジナルに忠実な復刻をおこなっている。

カッシーナ社の製品には正式な復刻を証明するものとして、著作権継承者から正式に使用を許可されたトレードマークの刻印と、製造ナンバーが入ったIDカードが添付されている。

Cassina/K10 DODO

Cassina/K10 DODO

「K10 DODO」は、喜多俊之氏デザインのホームシアターなどに最適なチェア。本体サイドのレバーにより、背部分のリクライニングが可能。

K10 DODO

ヘッドレスト、フットレストの位置の調整により、シェーズロングとして使用できる。しかもコンパクトな設計で、スウィベルチェアでもある、という盛りだくさんの機能を持った現代的なチェア。掛け心地の良さは80年に発表された名作「111ウィンク」を踏襲し、最上のリラクゼーションを約束してくれる。

Toshiyuki Kita(喜多俊之)

1969年より、日本にとどまらず、環境および工業デザイナーとして、イタリアを始め、国際的に製作活動を拡げていく。ヨーロッパや日本のメーカーから、家具、液晶テレビなどの家電、ロボット、家庭用品に至るまで、分野を越え、多くのヒット商品を生む。作品は、ニューヨーク近代美術館、パリ国立近代美術館、ミュンヘン近代美術館等、世界のミュージアムに多くコレクションされている。

近年は、日本だけでなく、ヨーロッパ、アジアなどで、セミナーやワークショップを開く等、教育活動にも力を入れており、ライフワークとして、日本の伝統工芸に取り組む他、地場産業を活性化する仕事に関わり続けている。

なお、1980年に発表された「111 WINK」は、デザイナーの喜多俊之氏が世界的名声を得た作品。

1980年に発表された「111 WINK」

1981年MoMAのコレクションにも選定された。「TOPOLINO(小ネズミ)」の愛称は特徴溢れるユーモラスなその形態からきており、ネズミの両耳にあたる折曲げ式のヘッドレストが左右独自に動くのが特徴。フットレストも折曲げ式で、シェーズロングとして使用時には座の下部分から引き出す形になる。リクライニングには、かつてのフィアット社の車と同様の方式が採用されているのが当時としては画期的であった。座の右下にあるグリップを回して角度を調節する方式だ。

 
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