相棒 劇場版U
トロン:レガシー
KISS & KILL
SPACE BATTLESHIP ヤマト
ハリー・ポッターと死の秘宝
Part 1
SP 野望篇
THE MOTION PICTURE
エクスペンダブルズ
ナイト&デイ
十三人の刺客
THE LAST MESSAGE 海猿
バイオハザードIV
アフターライフ
特攻野郎Aチーム
ベストキッド
ソルト
インセプション
アデル ファラオと復活の秘薬
踊る大捜査線 THE MOVIE 3
ヤツらを解放せよ!
アウトレイジ
セックス・アンド・ザ・シティ2
アイアンマン 2
座頭市 THE LAST
プリンス・オブ・ペルシャ
時間の砂
パリより愛をこめて
グリーン・ゾーン
オーケストラ!
のだめカンタービレ最終楽章
後編
タイタンの戦い
第9地区
ハート・ロッカー
マイレージ・マイライフ
NINE ナイン
ショーロック・ホームズ
日本アカデミー賞
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
サロゲート
バレンタインデー
インビクタス/負けざる者たち
2009年の総括
イントロダクション
CINEMA Oh! PLEASE Top
監督:ジョナサン・モストウ  
製作:デイヴィッド・ホッバーマン/トッド・リーバーマン/マックス・ハンデルマン 製作年:2009年
脚本:ジョン・ブランカート/マイケル・フェリス 上映時間:89分
音楽:リチャード・マーヴィン  
   
   
ロボットがすべてを代行する社会。
それは、ユートピアのはずだった…
【イントロ】

「サロゲート」と呼ばれる身代わりロボットがすべての社会生活を代行してくれる、近未来社会を舞台にしたサスペンス映画の登場。人間にとってユートピアのような社会だが、その裏にひそむ巨大な陰謀を描いている。

「ターミネーター3」や「ハンコック」などの監督、ジョナサン・モストウがメガホンを取り、主演は「ダイハード」シリーズでお馴染みのブルース・ウィリスが熱演している。

また、「007/ダイ・アナザー・デイ」で、フェンシングの達人を演じた美人女優、ロザムンド・パイクが妻役で共演。

興味深いテーマと、スピード感ある展開で、息もつかせぬアクション連続の面白い映画である。唯一の欠点は、公開時期が悪かった…

「アバター」と同時期公開は少々辛い…「身代わり」が活躍という要素が似通っているだけに、モンスター映画のライバルとしては厳しいところだ。

登場人物のアンドロイド風特殊メイクが良く出来ており、人間とサロゲートの区別を上手く演出している。いろんなツッコミどころはあるが、何となく近未来には実際にあり得る…かも知れないと思わせる1本である。

【ストーリー】

代行ロボット“サロゲート”が活躍する近未来。

街を歩く人々は、皆「サロゲート」というロボットで、持ち主たちはサロゲートに信号を送るだけの生活を送っていた。ある深夜、青年と若い女性がクラブ前で殺された。その二人はサロゲートなのだが、眼球を破壊され、IDチップも黒こげになっていた。

そして、それを自宅から遠隔操作していた人間も一緒に死んでいた…サロゲートの普及以降、殺人事件は初めてで、その事実は社会全体を襲う危機であり、社会を不安に陥れるものである。

FBI捜査官のグリアーとピータースがコンビを組んで、この摩訶不思議な事件の謎を追う。だが、実際に捜査するのは2人のサロゲート。本来のサロゲートは、本人が自宅のマシンに横になり、意識をサロゲートにリンクすれば、思い通りに遠隔操作が出来るシステム。

しかも、事故や犯罪でサロゲートが破壊されそうになると、リンクは自動的に解除され、本人には害が及ばず、安心して危険な冒険やスポーツも楽しめるという代物だ。

捜査するグリアーとピータースは、サロゲートの生みの親であるマサチューセッツ工科大学の天才、キャンター博士、そしてテクノロジーに依存した社会に不快感を示す過激派市民グループのリーダーである“預言者”と出会う。強引な操作で、人間地区に潜入するグリアーのサロゲートだが、激しいバトルの末、市民グループによって壊されてしまう。

サロゲートが使用できなくなったグリアーは、生身の身体で操作を続け、ユートピアに隠された殺伐とした真実が徐々に明らかになってくる。人間として再びこの世界を知ることにグリアーが見たものは、完全にテクノロジーとロボットだけのものとなった世界だった。

【インプレッション】

若々しい金髪姿のブルース・ウィリスに少なからずの違和感を覚える…やはり彼は、くたびれた傷だらけの中年男の姿が似合っている。「ダイハード」張りのアクションや「ターミネーター」のようなタフさがスクリーンの中で炸裂する。やはり、ブルース・ウィリスが主演しているということで観てみたいと思ってしまう。

面白いテーマと迫力あるヴィジュアルで観客を魅了するが、偶然かどうかは定かではないが、「アバター」の発想と似通っている点で新鮮さに欠けてしまう。まったく違う映画なのだが、身代わりというところが大きく取り沙汰され、二番煎じの映画に見られがちなのが…残念!

近未来をテーマにした映画に見られる、なんでやねん…というツッコミどころは多々あるが、それは愛嬌ということで深く追求しないようにしよう。街に出て活動するサロゲートの外観は、持ち主が勝手に好きな容姿に出来るというところが面白い。もし、サロゲートが現実の世界になれば、自分と同じ姿のサロゲートより、やはり格好良い人物設定にしたいもの…ただ、世の中には同じような容姿をした有名人やセレブっぽい雰囲気の人々で溢れかえる事は必至だ。

男性でも女性の姿で生活出来る訳で、素敵な女性と思っていても、実体はむさ苦しいオッサンという場合もあり得る。まさに、現実のネット社会と似通っている。

鑑賞後に、その辺りのこともいろいろと考えさせられる。

結婚していても、別々の部屋に閉じこもり、サロゲートを通じてコミュニケーションを図る希薄な人間関係は、メールでしか感情を伝えることしか出来ない現実社会への警鐘であり、アンチテーゼが込められているような気がする。

ま、あまり深く考えず、近未来を描いた上質のSFサスペンスを堪能する…という感覚で観るに限る。

 
キャスト スタッフ
グリアー: ブルース・ウィリス 監督:ジョナサン・モストウ
ピータース:ラダ・ミッチェル 製作総指揮:デイヴィッド・ニックセイ/エリザベス・バンクス
マギー:ロザムンド・パイク 製作:デイヴィッド・ホッバーマン/トッド・リーバーマン他
ストーン:ボリス・コドジョー 脚本:ジョン・ブランカート/マイケル・フェリス
キャンター:ジェームズ・フランシス・ギンティ 原作:ロバート・ヴェンディティ/ブレット・ウェルデレ
キャンター博士:ジェームズ・クロムウェル 撮影監督:オリヴァー・ウッド
預言者:ヴィング・レイムズ プロダクション・デザイン:ジェフ・マン
ストリックランド:ジャック・ノーズワージー 音楽:リチャード・マーヴィン
ボビー:デヴィン・ラトレイ 編集:ケヴィン・スティット
ブレンドン大佐:マイケル・カドリッツ 衣装デザイン:エイプリル・フェリー
  SFX/VFXスーパーバイザー:マーク・ステットソン/アレン・L・ホール
  メイクアップ:ジェフ・ドーン
<< Back Next >>
 
 
ホーム