相棒 劇場版U
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ハリー・ポッターと死の秘宝
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NINE ナイン
ショーロック・ホームズ
日本アカデミー賞
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
サロゲート
バレンタインデー
インビクタス/負けざる者たち
2009年の総括
イントロダクション
CINEMA Oh! PLEASE Top
監督:ガイ・リッチー 製作年:2009年
キャラクター創造:アーサー・コナン・ドイル 上映時間:129分
   
世界一有名な私立探偵シャーロック・ホームズ。今回はタフ&クール!
【イントロ】

今までの知的で物静かな英国紳士風のイメージを覆す、アグレッシブで武闘派の少々クセのあるシャーロック・ホームズの登場。

古典を愛するホームズ好きのシャーロッキアンには賛否両論だが、元マドンナの亭主として話題のガイ・リッチー監督が、アクション満載のミステリー・アドベンチャー作品に仕上げている。

天才的な観察眼と推理力はそのままに、野性味たっぷりのシャーロック・ホームズを、「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jrが演じ、スクリーン狭しと暴れている。

相棒のワトソンには、「太陽がいっぱい」と同じ原作を映画化した「リプリー」でプレイボーイの青年を演じたジュード・ロウ。「ピープル」誌で「最もセクシーな男性」に選ばれたこともある超男前の俳優である。今回のワトソンは、従来の助手というポジションから、パートナー的存在として描かれている。性格は正反対だが、固い絆で結ばれた2人の友情も見どころの1つである。

ホームズが唯一出し抜かれ、興味を持ったとされる女性、アイリーン・アドラー役を、「消されたヘッドライン」に出演していたレイチェル・マクアダムスが演じている。

また、ワトソンの婚約者のメアリーも登場したり、原作で重要な登場人物でもある、ロンドン警視庁のレストレイド警部や、下宿ベーカー街221Bのハドソン夫人なども登場する。アクション、恋物語、悪者退治と、エンターテイメント作品に欠かせない要素はすべて詰め込まれている。

コナン・ドイルの古典的なシャーロック・ホームズ像を意識せず、まったく新しい感覚の娯楽作品として鑑賞してほしい。

 
【ストーリー】

19世紀末のロンドン。若い女性が次々と不気味な儀式を思わせる手口で殺害される怪事件が発生していた。スコットランド・ヤードも捜査に手こずる中、名探偵シャーロック・ホームズがこの難事件解決に立ち上がった。

ホームズは持ち前の超人的な観察力や記憶力、推理力でたちまち犯人を突き止め、邪悪な黒魔術を操るブラックウッド卿を捕まえる事に成功する。

ブラックウッド卿は、巨大な闇の力とのつながりをほのめかし、すぐ復活すると言い残して処刑される。そして、死刑に処され、埋葬されたブラックウッドだが、予言通り復活を果たす。

甦ったブラックウッド卿は、ある秘密組織の頂点に立ち、科学技術を黒魔術にみせかけて、人心を掌握し、全世界を支配するという野望の実現へと暴走し始める。

ホームズは、それ以上の科学知識を駆使し、邪悪な陰謀を食い止めるべく、相棒ワトソンとの名コンビぶりを発揮しながら、ブラックウッドを追跡する…。

 

【インプレッション】

スピード感いっぱいの展開は小気味よく、ガイ・リッチー監督らしい映像演出が、新しいタイプのシャーロック・ホームズを生み出している。

名探偵の謎解きという感覚ではなく、悪の野望に立ち向かうアクション映画という雰囲気である。今回のホームズは、けっこうのやんちゃ坊主で、腕っ節自慢の肉体派という設定。また、ワトソンの結婚に、ホームズがスネてイタズラをしたり、男の友情に女は必要なしって感じの同性愛的な目線が、微妙な雰囲気を醸しだす。

作品の舞台である19世紀末のロンドンは、工業技術と科学が飛躍的に発達し、猥雑なエネルギーが渦を巻いている。その世界観を表現するために、スクリーンの中は雑多な感じの賑やかさで溢れている。

凝った小道具などが多く、少々画面がうるさく感じられたのは私だけだろうか…また、ファイトシーンや謎解きシーンでのフラッシュバックの映像遊びは、現代的と捉えるか過剰演出と感じるか、観客の好みが分かれそうだ。

ホームズがいろんな実験にワトソンの愛犬を利用するシークエンスなど、ユーモアセンスも随所に散りばめられ、思わずクスッと笑えるシーンが多々ある。やはり、演技力ある動物が出てくると、ホッとする…

原作でのホームズの好敵手と言えば、ロンドンの暗黒社会を牛耳るモリアーティ教授。今回は、その姿をはっきりと現していないが、存在感だけは十分残している。

以前に、モリアーティ教授をブラッド・ピットが演じると騒がれたが、誤報であることが分かった。続編では誰が演じるのか、楽しみである。個人的にはケビン・スペイシーあたりが出演すれば嬉しいのだが…

ただ、姿なき宿敵モリアーティ教授の存在感が、ブラックウッド卿より勝っているような気がしてならない。

何だか続編のためのプロローグのような作品という気がするのが少々残念である。続編への期待感を煽るエンディングは、最近の流行だろうか。続編を制作するための伏線が、いたるところに張り巡らされているのも、良し悪しだ。

 
キャスト スタッフ
ロバート・ダウニー・Jr 監督:ガイ・リッチー
ジュード・ロウ 製作総指揮:ブルース・バーマン
レイチェル・マクアダムス 製作:スーザン・ダウニー/ダン・リン/ジョエル・シルヴァー他
マーク・ストロング 脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン/アンソニー・ペッカム他
ケリー・ライリー 原案:ライオネル・ウィグラム/マイケル・ロバート・ジョンソン
エディ・マーサン 撮影:フィリップ・ルースロ
ジェームズ・フォックス プロダクション・デザイン:サラ・グリーンウッド
ハンス・マシソン 音楽:ハンス・ジマー
ウィリアム・ホープ 編集:ジェームズ・ハーバート
ブロナー・ギャラガー 衣装デザイン:ジェニー・ビーヴァン
ジェラルディン・ジェームズ 装飾:ピーター・ランド
ロバート・メイレット キャラクター創造:アーサー・コナン・ドイル
   
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