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サロゲート
バレンタインデー
インビクタス/負けざる者たち
2009年の総括
イントロダクション
CINEMA Oh! PLEASE Top
監督:マイケル・パトリック・キング 製作年:2010年
製作:マイケル・パトリック・キング 上映時間:124分
ジョン・メルフィー  
サラ・ジェシカ・パーカー  
世界中の女性をトリコにした「セックス・アンド・ザ・シティ」が、
2年ぶりにスクリーンに登場!
【イントロ】

大人気ドラマ劇場版の続編の登場。どれほど景気が後退しようとも摩天楼の輝きはまったく色あせず、世界の中心としての魅力を放ち続けるニューヨーク。仕事を持ち、友情を尊び、恋とSEXに貪欲なキャリアガール4人のニューヨーク・ライフにフォーカスしてきた「セックス・アンド・ザ・シティ」だが、今回の舞台は中東のアブダビ。ゴージャスにもほどがある。贅沢三昧の浮世離れしたセレブ・ライフと中学生程度の恋の悩みに思わず笑いがこみ上げる。

まずは、この強烈なキャラクターたちが活躍する物語を知らない方がいるとは思えないが、一通りのおさらいをしておこう。「セックス・アンド・ザ・シティ」は、1998年から2004年にかけてケーブルテレビ局HBOで放送された、全6シーズンの連続テレビドラマである。ニューヨーク在住のライター、キャンディス・ブシュネルが週刊ニューヨーク・オブザーバーに連載していたコラム「セックスとニューヨーク」の同名の書籍化が原作。

ニューヨークに住む30代独身女性4人の生活がコミカルに描かれている。50回以上もエミー賞にノミネートされ、7回受賞している。ゴールデングローブ賞でも24回ノミネートされ、8回受賞している。その人気は社会現象となり、放送終了後も世界中で幾度となく再放送されており、関連グッズが発売されるなど世界中で根強いファンを持っている。

2008年10月に映画版「セックス・アンド・ザ・シティ」が日本で劇場公開され、今回の続編は前作から2年後のストーリーとなっている。

■登場人物のプロフィール

キャリー・ブラッドショー
主人公で語り手。現地の新聞「ニューヨークスター」紙(架空)に「SEX and the CITY」というコラムを連載するコラムニスト。コラムには自分の恋愛ネタから友人のセックスネタまでを掲載し、けっこうファンがいる。ファッションと靴をこよなく愛し、特にマノロ・ブラニクの靴に目がない。シリーズ中にこの高価な靴を大量に衝動買いして破産の危機に陥るエピソードもある。自称恋愛至上主義。ヘビースモーカーで左利き。

シャーロット・ヨーク
アート・ギャラリーのディーラー。純愛主義でお嬢様。結婚願望が強い。Season3で出会った理想の王子様(だと思った)脳外科医、トレイ・マクドゥーガルと結婚する。すぐにでも子供が欲しいシャーロットはギャラリーをやめて専業主婦になるが、子供についての考えでトレイと衝突し、離婚。Season6でトレイとの離婚調停を行った弁護士、ハリーと再婚。ユダヤ人のハリーと結婚するためユダヤ教に改宗までした。不妊症治療などで苦労した末に中国人の養子を迎えることになる。

ミランダ・ホップス
ハーバード大学出身の弁護士。かなりの毒舌であり、常に男性と対等の関係を望んでいる。キャリーの良き相談相手で、彼女が行き詰まると電話で呼び出され、必ず駆けつける。以前つきあっていたスティーブの子供を妊娠し、一度は中絶を考えたが、不妊症に悩むシャーロットをみて出産を決断。シングルマザーで息子ブレイディを出産し、仕事と子育ての両立に悩むがうまく立ち回るようになる。のちにスティーブと結婚。

サマンサ・ジョーンズ
PR会社の社長。4人の中で最も自由で最もセックスに積極的。あまりにきわどい話に、他の3人がついていけないことがしばしば。他の3人より少し年上。ワンナイトスタンド主義の彼女は自由なセックスを楽しんでいて、セックスの1時間後は男に目の前から立ち去ってほしいと願っている。自分のセックス観、恋愛観と同じと感じていたホテル王リチャードをいつしか愛していたが、浮気性の彼が信じられず彼の2回目の浮気を機に、彼の元を去る。セクシーなウェイターのスミスに軽い気持ちで近づいたサマンサは、セックスを楽しむだけの関係を続けていたが、彼の意外なほどひたむきに、ただサマンサが好きという言動に徐々に魅かれていき、いつしか彼の存在が大きいものになっていく。Season6終盤で豊胸手術を受けようとして乳がんが発覚。

ミスター・ビッグ
非常に裕福な実業家。キャリーと不思議な縁があり、再会を繰り返す。ハンサムで洗練されていて、ミステリアス。行動力もありキャリーにとても魅力的な憧れの男性だが、どこまで心を開いているのか分からない。テレビ版最終話では、キャリーの携帯の表示名によって「John」と本名が明かされている。

なぜか偶然の遭遇を何度も繰り返すキャリーをビッグはデートに誘う。順調に交際が進むかと思われたが、結婚に1度失敗し、特定の恋人を持つ気のないビッグと恋愛観が大きく違うキャリーの交際は波乱の幕開けとなった。以来、キャリーとビッグは別れと予期せぬ再会を繰り返す。キャリーと出会ったときはバツイチだった。season3で若い女性ナターシャと再婚するが、結局は離婚。season4でカリフォルニアのナパバレーに購入したぶどう園で静かに暮らすため、NYを離れる。

エイダン・ショウ
家具デザイナーでショップ経営者。男性的な外見と誠実で献身的な内面を持ち合わせる。嫌煙家。自らが経営するショップでの展示会に訪れたキャリーと出会う。順調すぎる交際が続いていたが、キャリーの浮気が原因でキャリーの元を去る。再会後、エイダンの事が忘れられないキャリーに口説かれる形でよりを戻す。2人は同棲をはじめ婚約するが、season4で破局を迎える。のちにインテリアデザイナーと結婚する。

 
【ストーリー&インプレッション】

これまで4人の出逢いについては触れられたことがなかったが、映画の冒頭では1980年代半ばのNYで、キャリーがどのようにして3人と出会うかが描かれている。

バブリーなゲイカップルの結婚式では、懐かしいスターの登場にテンションも上がりっぱなし。初っ端からゴージャス路線全開だ。

サマンサは更年期障害の薬なしには落ち着かず、ミランダはいけすかない上司にイラつき、2人の子供の子育てに忙殺されているシャーロットは、夫のハリーがベビーシッターと浮気をするのではないかという妄想に苛まれている。

そして、結婚2周年を迎えるキャリーの不満はといえば、キラキラした生活が過ごせないこと。自宅でくつろぎたいと言うビッグに文句をぶつける始末だ。

ある日、サマンサがアラブのお金持ちから「スミスをスターにしたように、うちのホテルをスターにしてほしい」というオファーを受け、豪華アブダビ旅行に無料招待される。それぞれの不満を抱える4人が、こんな夢のような美味しい話に便乗しないわけがない。

彼女たちのために用意されていたのは、引き戸で仕切られたコンパートメント風ファーストクラスでの快適なフライトに始まり、到着すると1人1台のリムジンが用意されているというゴージャスさ。それも純白のマイバッハ。この超高級車が4台連なって砂漠を爆走するシーンは圧巻である。

到着すれば、ワンフロアぶち抜きのロイヤルスイートに専用のイケメンバトラーがスタンバイ。らくだに乗って砂漠を探索の後は、優雅にシャンパンブレイク。こんな夢のような時間に心が癒されるのはヒロインたちばかりでなく、観客の多くがスクリーンの中の光景に自分を投影し、現実の憂さ晴らしをしているようだ。

彼女たちはイスラムの風習などお構いなしにハジけまくる。肌も露わなアメリカのおばさんグループは、当然現地ではヒンシュクを買ってしまう。そして、サマンサの普段のままの言動は見事トラブルを引き起こす。何をしたかはお楽しみだが、公然わいせつ罪で留置されてしまうのだ。

その頃、キャリーは街中でばったり元カレのエイダンと偶然に再会。それからのキャリーの感情の起伏は、ほとんど中学生レベル。バリバリのキャリアウーマンを気取り、けっこう自由奔放なセックスライフを送っている割に、妙に小心者なのだ。

純情じゃないが純粋ってな感じなのか…キャリーのライフスタイルやファッションをバイブルにしている「SATC」ファンが大勢いるというが、男目線からは少々理解に苦しむ生き方である。こんな嫁さんもらったら大変だ…

サマンサの逮捕が原因でスポンサーからは見放され、ホテルを追放される始末。市場でのひと悶着もあるが、何とか無事帰国する4人組。いろいろあったが、リフレッシュした4人はそれぞれの生活の戻っていく。ま、彼女たちの日常生活は、普通の人からすれば非日常的生活なのだが…

4人ともそれぞれの幸せをつかんだはずなのに、ちっとも落ち着いていないところが「SATC」らしく、世界中のファンを魅了する所以なのだろう。成功を手に入れた4人の女性たちに、デフォルメされた「自分に正直に生きる姿勢」とアメリカや世界の田舎娘たちが夢見るであろう、ゴージャスなひと時を代行してもらえば、溜まったストレスも吹っ飛ぶというものだ。

ファッション好きにとっては最高の目の保養。キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーは、実生活でも「ホルストン・ヘリテージ」のクリエイティブオフィサーに就任しており、映画の中でも同ブランドのアイテムを着用して登場している。

また、「SATC」の劇中で着用された数多くの華やかなドレスや靴は、いろんなメディアで特集が組まれ、売れ行きも凄いことになっているようだ。

製作側の好意か善意か…男性にもサービスカットが用意されている。

シャーロットが嫉妬心を感じることになる新しい子守役の女性が若くて美人なのはもちろんのこと、自宅にやってくるときはなぜかノーブラ。子供を入浴させるスローモーションのシーンは、ありがたい演出である。

上映時間は、ほぼ2時間30分と少々長めだが、贅沢な時間はアッという間に過ぎていく。話のネタに1度は観ておくことをお勧めする。微妙な美女4人組と豪華なアブダビツアーにお出かけください。

 

キャスト スタッフ
キャリー・ブラッドショー:サラ・ジェシカ・パーカー 監督:マイケル・パトリック・キング
サマンサ・ジョーンズ:キム・キャトラル 製作:マイケル・パトリック・キング/サラ・ジェシカ・パーカー他
シャーロット・ヨーク:クリスティン・デイヴィス 脚本:マイケル・パトリック・キング
ミランダ・ホップス:シンシア・ニクソン 音楽:アーロン・ジグマン
ミスター・ビッグ:クリス・ノース 撮影:ジョン・トーマス
エイダン・ショウ:ジョン・コーベット 編集:マイケル・バレンバウム
スティーブ・ブラッドリー:デビッド・エイゲンバーグ 美術:ジェレミー・コンウェイ
ハリー・ゴールデンプラット:エバン・ハンドラー キャスティング:バーナード・テルジィ
スミス:ジェイソン・ルイス プロダクションデザイン:ジェレミー・コンウェイ
マグダ:リン・コーエン 衣装:パトリシア・フィールド
カルメン:ペネロペ・クルス  
ライザ・ミネリ / マイリー・サイラス / ハイディ・クルム  
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