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2010年度のバックナンバー
監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 公開日:2011年3月5日
オリジナル脚本:ジェローム・サル 上映時間:103分
華麗な旅人には、危険な謎がある。
【イントロ】

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリー共演のロマンティックサスペンス「ツーリスト」は、2005年のフランス映画「アントニー・ジマー」のリメイク作品である。舞台がカンヌ・ニースから水の都ヴェネチアに変更されている。ちなみに、「アントニー・ジマー」は、日本では劇場未公開で、DVDが発売されている。機会があれば見比べてみるのも面白いかも知れない。ちなみに、「アントニー・ジマー」の主演はソフィー・マルソーである。

当初、主人公のフランク・トゥーペロ役にはトム・クルーズが候補に挙がっており、ほぼ決定しかけていたが、トムは「ナイト&デイ」出演のため降板となった。代役に「アバター」のサム・ワーシントンが決まったが、結局降板となり、ジョニー・デップへの交渉が開始され、正式に決定したという経緯があるようだ。謎の美女エリーズ・クリフトン役は当初シャーリーズ・セロンが演じることになっていたが、2009年10月に降板、代わりにアンジェリーナ・ジョリーが抜擢された。複雑な経緯はさておき、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーという何とも豪華なカップリングは、それだけで話題があり、観客を呼べるキャスティングに間違いない。

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーという何とも豪華なカップリング

また、脇を固める役者陣も芸達者が揃っている。マフィアから大金を盗み失踪した男「アレクサンダー・ピアース」を追い続けるジョン・アチソン警部に、2004年のイギリス映画のウィンブルドン選手権を舞台としたロマンティック・コメディ「ウィンブルドン」で、テニス選手ピーター・コルトを演じたポール・ベタニー。彼がジョニー・デップをからかうシーンのねちっこさは何となく爬虫類的雰囲気で大いに見応えのあるシーンである。

4代目ジェームズ・ボンド役として、シリーズ第15作「007 リビング・デイライツ」と 第16作「007 消されたライセンス」に出演したティモシー・ダルトンは、アチソン警部の上司であるジョーンズ主任警部を楽しそうに演じている。当時のボンドとは違った、おとぼけキャラが素敵だ。ただ、このような上司も少々困ったものである。ま、それは映画を観てのお楽しみ。

「フェアゲーム」「ビバリーヒルズ・コップ」「ランボー/怒りの脱出」などで敵役として強い印象を残したイギリス演劇界の奇才スティーヴン・バーコフ演じるロシアンマフィアのボスの存在がなかなかいい味を醸し出している。最後の間抜けさがちょっと切ないが、敵役としての威圧感は十分である。

ポール・ベタニー
ティモシー・ダルトン
スティーヴン・バーコフ

監督のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクは、ケルン出身でルフトハンザ・ドイツ航空に勤める父のもと、ニューヨーク、ベルリン、フランクフルト・アム・マイン、ブリュッセルで少年期を過ごした。成績優秀で、ロシアのサンクトペテルブルクの国立IS研究所でロシア語を2年間学び、ロシア語教師として短期間働いた後、1993年から1996年まで、英国オックスフォード大学ニュー・カレッジで哲学、政治学および経済学を学んだという変わり種。

その後、「ガンジー」でアカデミー監督賞を受賞しているリチャード・アッテンボローを師事し、ミュンヘン映画映像大学に入学後、映画界へ入る。東ドイツの秘密警察・諜報機関である国家保安省を題材にした「善き人のためのソナタ」が初の長編監督作で、アカデミー外国語映画賞を受賞し、33歳の若さでオスカーを手にした。

ちなみに、貴族の家系ヘンケル・フォン・ドナースマルク家の末裔であり、本名はフローリアン・マリア・ゲオルク・クリスティアン・グラーフ・ヘンケル・フォン・ドナースマルクと、物凄く長い名前である。なお、「グラーフ」は、姓名の一部ではなく、日本でいうところの「伯爵」にあたる爵位であるという。ドイツとオーストリアの市民権を持つ205cmの長身監督である。

205cmの長身監督。で、でかい…

余談ながら、リチャード・アッテンボローは、役者として「ジュラシック・パーク」の実業家ジョン・ハモンド役が記憶に新しい。また、彼は教育にも関心を持っており、国際的な教育組織「UWC」の重要な後援者の一人でもある。「UWC」南アフリカ校での複数の学校施設の創設に貢献している。そして、1967年には大英帝国勲章を授与されており、1976年にはナイトの称号を受け、1993年には一代貴族になっている。2002年10月には、英国映画協会内に創設された「チャップリン研究財団」の初代総裁に就任。なお、2004年、タイのプーケットで休暇中だった親族がインドネシア・スマトラ島大震災・大津波の津波で被災している。

舞台となるヴェネチアの運河や歴史的建造物など美しい風景てんこ盛りの、まさに、オシャレなオトナのために作られた映画のようである。適度にシリアスで、華やかで、サスペンス風であり、コミカルでもあり、そして旬の役者が揃っている。ストーリーがどうのこうのとか、もっと激しいアクションとか、そんな贅沢をいってはいけない。ヴェネチアの狭苦しい水路を妙にゆっくりと追いかけあうスピード感がまるでないボートチェイスシーンや、パジャマ姿で屋根の上を逃げ惑うジョニー・デップの勇姿?も一興である。

アンジー



逮捕されるフランク

タイトルの「ツーリスト」って意味が最後に分かるところがミソであり、微笑ましい。上から目線の評論家や難癖つけなきゃおさまらない素人批評家もどきの酷評を信じることなく、安心して鑑賞出来る作品であることは間違いない。きっと、ほっこりとした気分になる、ジョニーとアンジーのサスペンスアクション風味付けのロマンティックコメディ作品である。

タイトルの「ツーリスト」って意味が最後に分かるところがミソ

お得意の…余談ながら、この作品の舞台となったヴェネチアは、イタリアの北東部に位置するコムーネ(イタリア語で共同体を意味する。現代ではイタリアの自治体の最小単位である)。ヴェネト州の州都、ヴェネツィア県の県庁所在地である。イタリアには日本のような市町村の区別は行政上はなく、人口100万人を超えるナポリのような都市も、バローロのような1,000人以下の村もコムーネなのだ。そのため日本語に訳す場合には、ナポリ市やバローロ村の様に日本の自治体の規模に合わせて翻訳されている。この点はフランスのコミューンと同様である。

中世にはヴェネツィア共和国の首都として盛えた都市で、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもつ。英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニスと呼ばれることもある。日本語の表記ではヴェネチア、ベネチア、ベネツィアなどもあり…ま、呼び方は好みの問題かな…

ヴェネチアは、アドリア海の最深部、ヴェネチア湾にできた潟「ラグーナ」の上に築かれた、運河が縦横に走る水の都である。ヴェネチア本島は大きな魚のような形をしており、本島全体が小さな島々からできている。その真ん中を全長約3kmにおよぶ逆S字形の「カナル・グランデ(大運河)」がヴェネチアの北西から南東へ、市街を2つに分けながら湾曲して流れる。鉄道路線と土手を走る車道が島々と本土を結び、ラグーナの外側の長い砂州や海岸の防波堤がこの町を海から守っている。150をこえる運河が177の島々を分け、運河には400におよぶ橋がかかっており、市街地と南端のジュデッカ島の間には幅約400mのジュデッカ運河がある。

ヴェネチア

地上では、迷路のように狭くて曲がりくねった路地や通りに自動車は入れず、橋も歩行者専用である。何世紀もの間市内の輸送をになったのは、「ゴンドラ」と呼ばれる手漕ぎボートであったことは有名だ。今は水上バスやフェリーが市民や貨物を運んでいるが、「ゴンドラ」も観光に利用されている。また、運河に面した玄関を持つ建物が多く、警察や消防、救急輸送も車に代わりに船舶を用いてその業務を行っている。

現代のヴェネチアは、他地域への人口流出、水害や地盤沈下、大気や水の汚染、建造物の老朽化など多くの問題に直面している。1966年の大水害の後には、歴史的な町を守るための国際的な運動がユネスコの主唱で組織された。

大潮、気圧の変化、そしてアドリア海を南から吹く風「シロッコ」の3つの要因が重なると、「アックア・アルタ」と呼ばれる高潮がヴェネツィア湾で起こる。このとき、ヴェネチアの街中まで水が入り込み、特に一番低い「サン・マルコ広場」は水没する。なお、このときは広場や道路には臨時の高床が組まれ、通行を確保している。過去に北の対岸の本土マルゲーラ地区で工業用の地下水の汲み上げが行われたことにより地盤沈下が起こり、「アックア・アルタ」による洪水の水位が1m以上になったこともある。

水没時には、広場や道路には臨時の高床が組まれた。

建造物の沈下は、地下の帯水層の流出が原因とされるため、地下水使用の制限やアルプスからの水道の導入などで対処している。更に、今後の地球温暖化によって海面上昇が加速されることとなれば、将来ヴェネチアの街全体がアドリア海に水没してしまうことが懸念されている。水没を防ぐために、アドリア海との間の3カ所に可動式の防潮堤を設ける「モーゼ計画」が提案され、工事も着手されているが、環境やヴェネチアの「ラグーナ」に与える影響が懸念されるため、市長や多くのヴェネチア市民の反対があるようだ。

ちなみに、少年隊の「仮面舞踏会」ではなく、実際に仮面をつけて身分素性を隠して行われる舞踏会(マスカレード)は、ヴェネチアが発祥の地である。

マスカレード

 
【ストーリー&インプレッション】

場所はフランス、パリ。オープンテラスカフェに妖艶な女性エリーズが現れる。何気なく辺りを見渡す彼女。その彼女をクルマの中から監視する男たち。物語の始まりとしてはなかなかオシャレである。それにしてもアンジーの挑発的な瞳と厚い唇がセクシーだ。

彼女にアレクサンダー・ピアースなる人物から手紙が届くところからストーリーはテンポよく展開していく。リヨン駅からヴェニスへ向かえと指示された手紙をテーブルの上で焼却し、彼女は席を立つ。彼女を監視していたチームの面々が急いで燃えた手紙を消そうとするが、ほとんど黒焦げ状態。燃えさしを崩さないように急いで鑑識に届ける。

オープンテラスカフェに妖艶な女性エリーズ
行動を起こすエリーズ

彼女を尾行する車の監視チームは、彼女の魅力的なヒップラインに見とれる能天気ぶりが微笑ましくもあり、緊張感のなさがうかがえる。ただ、このチームの責任者らしいアチソン警部だけは、そんな部下を叱りつける。アレクサンダー・ピアースの正体は、イギリスで7億ポンド以上の税金を逃れ、また、ギャングのボス、レジナルド・ショーから大金をしっかり横領し、美容整形で顔を変えた男なのだ。また、ピアーズの恋人だったエリーズも彼の整形後の顔を知らない。そんなエリーズに張り付いていっれば、きっとピアースが現れると読んだアチソン警部のチームは、カフェで黒焦げになったピアースからの手紙の部分修復に成功し、エリーズはリヨン駅8時22分発のヴェネチア行の列車に乗車することを突き止める。

ピアースからエリーズへの指令は、「列車内で自分の背格好に似た男を選び、カモフラージュとして同行しろ」という内容。そんな男を物色中のアンジー…おっと、エリーズの艶めかしい視線に勘違いする多くの男性客。こいつかなぁ〜と思ったちょっとイケメンの男の隣に座ろうかと思った瞬間、タイミングよく男の連れの女性が帰ってくる。お互いに何となく残念…ってな表情がリアリティを感じる。こんな小ネタが随所にあるので、なかなか楽しめる。

謎の美女の登場に驚くフランコ

結局、ちょっとダサい感じの男(といっても、ま、ジョニー・デップだから…それなりのカッコよさはあるのだが、出来る限りのスターオーラを消している姿が可愛い。エキセントリックな役柄が多いため、けっこう新鮮である。)にターゲットに定め、読書中の彼のテーブル席に座りこむ。彼はウィスコンシンで数学教師をしている平凡なアメリカ人旅行客のフランク。突然登場する美女に驚くも、こんなゴージャスでセクシーな女性に「私を食事に誘ってくれない?」ってなことを言われると、当然答えは「イエス」しかない。このようなお誘いを断れる勇気を、ほとんどの男性は持ち合わせていない…

フランクには夢のような展開が待っていた。ヴェネチアに着いた後、最高級ホテルのスイートルームにクリフトン・ワード夫妻としてチェックインし、オシャレなテラス席で食事をし、部屋のバルコニーでは彼女から甘いキスのご褒美…。

最高級ホテルのスイートルームにクリフトン・ワード夫妻としてチェックイン
夢のような展開
いいムード

魅力あふれるエリーズに誘われるがままアバンチュールに酔いしれるフランクだったが、ま、そんな夢見心地の状況も、朝目覚めるまでのわずかな時間でしかなかった…。

朝、部屋にはすでに彼女の姿はなく、なんと武装した物騒な男たちが部屋に押し入ろうとしている。フロントに電話するも、言葉が通じなく焦るフランクは、パジャマ姿のまま部屋の窓から逃げ出す。フランクを追う暴漢たち。何が何だかわからない…

フロントに電話するも、言葉が通じなく焦るフランク

エリーズと行動を共にする男が逃亡犯のピアースではなくフランクという観光客であることを割り出していた捜査班だったが、警察内にいたスパイから間違った情報がショーに届いてしまい、自分を追いかけている男たちが、ピアースだと勝手に勘違いしたショーの一味だということは、必死で逃げるフランクは知る由もなかった。結局、ユニークなアクシデントで警察に逮捕され、留置場で過ごす羽目に陥るフランク。留置場から助け出してくれた一見優しい刑事は、ショーに買収されており、フランクを一味に引き渡してしまった。そこへボートに乗ったエリーズが颯爽と現れフランクを救出する。そして、緊張感漂うとは少々言い辛いボートチェイスシーンが繰り広げられる。

ゆる〜い感じのボートチェイスシーン

追っ手を無事振り払ったエリーズは、フランクを空港まで連れて行き、そこそこの金を入れたバッグを彼に渡し、もうアメリカに帰るようにと、彼をボートから降ろして去っていく。謎の女エリーズの正体はアチソン警部配下の潜入捜査官で、ピアーズの恋人となって内偵していたのだが、ピアースは姿を隠し整形手術で別人になりすましてしまったので、彼女でさえピアースの存在が分からなかった。ただ、捜査といえ、彼女はピアースを愛するようになっていたのだ。そして、トラブルに巻き込んでしまった純朴な観光客フランクにもほのかな好意を感じていた。

その夜、ピアースから舞踏会に来るようにとメッセージを受け取っていたエリーズは、素敵なドレスに身を包み会場に赴く。そこには捜査班の面々も潜入し、ピアース逮捕に備えていた。そこに登場したのはアメリカに帰ったはずのタキシードでバッチリきめたフランク。驚くエリーズ。エリーズに恋したフランクは「ぼくの居場所はここしかない」と彼女に愛の告白…。「もらったお金で買っちゃた…」と、なお茶目なことを言うフランク。そこにピアーズから伝言が届き、メッセージに書かれた住所に来なさい…ってな内容。思わぬフランクの登場で伝言を持ってきた男を見失ってしまう捜査チーム。

タキシードでバッチリきめたフランク
タキシードでバッチリきめたフランク タキシードでバッチリきめたフランク

捜査を妨害するフランクの身柄を拘束したアチソン警部チームは、エリーズが指定された住所に移動する跡を追いかける。また、エリーズの後を追えばピアーズが来ると踏んでいるショー一味も彼女の後を追っていた。指定された場所でエリーズを拉致したショーたち悪玉連中。その様子を黙って見守る捜査員チーム。彼女を助けに行けと騒ぐピアース。

果たしてその場所にピアースはやってくるのか…。ここからの展開は劇場で楽しんでほしい。ピアースは実在するのか…舞踏会の会場にメッセージを届けた謎の人物は…そんなシリアスな推理ドラマではないので、何となく想定内のストーリーであるが、けっこう面白いエンディングが用意されている。過大な期待をしていたり、最初から粗捜しをしようとしている人以外は、「ほ〜、そうきたか」「なるほどね」と、素直に楽しめる作品に仕上がっている。

「ほ〜、そうきたか」「なるほどね」
「ほ〜、そうきたか」「なるほどね」

ヴェネチアの街は造形的美しさにあふれており、運河や船、建物すべてが美しく描かれている。現在イタリア旅行中の友人が、帰ってきたらこの映画を観るんだ…と、ヴェネチアなどイタリアの各都市を満喫している…はず。きっと、旅行中に目にした風景がスクリーンの中にも登場することだろう。ちょっと羨ましい…。

美味しい場面で登場する元ジェームズ・ボンドのティモシー・ダルトン扮するジョーンズ主任警部の活躍?が案外この作品の注目すべきポイントかもしれない。

ヴェネチアの美しい風景、ホテルのゴージャスな部屋、アンジーの魅力的なファッション、すべてがオシャレなのだが、絶品なのが随所に登場するエスプリに富んだセリフや会話。妙に心をくすぐる不可思議な魅力が秘められいる。

アンジーから食事の誘い方に散々ダメ出しされるジョニー・デップが何とも哀れで、可愛らしい。

また、最初から登場している何か意味ありげな謎の男性の存在が気になるのだが、あまりにもわかりやすいので、これはフェイクに違いないと思わせて…え、あれ、なるほどねぇ〜という感じ。裏の裏で、結局…そうくるかという展開には「たいへんよくできました」の花丸を差し上げます。ある意味、その男がタイトルを背負った裏の主役なのかもしれない…

「ソルト」で見せた激しい女性像を封印し、オトナの女性の魅力全開のアンジーの妖艶さを眺めているだけでも価値ある作品だが、最近では平凡な役の方が珍しいという印象のジョニー・デップのとぼけた演技も見応え十分だ。なお、ジョニーは5月20日に公開が予定されている「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」でお馴染みのキャプテン・ジャック・スパロウとしてスクリーンに帰ってくる。今から楽しみである。



アンジーとジョニー・デップが共演し、ヴェネチアの素晴らしい風景が堪能でき、粋なセリフとゆる〜いアクションと意外な展開がほどよく調和している「ツーリスト」は、きっと観る者を夢の世界へ誘ってくれること間違いない。

 

キャスト スタッフ
フランク・トゥーペロ:ジョニー・デップ 監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
エリーズ・クリフトン・ワード:アンジェリーナ・ジョリー 製作総指揮:ロイド・フィリップス
ジョン・アチソン警部:ポール・ベタニー 製作:ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンボーム
ジョーンズ主任警部:ティモシー・ダルトン ジョナサン・グリックマン、ティム・ヘディントン、グレアム・キング
英国人男性:ルーファス・シーウェル 脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
レジナルド・ジョー:スティーヴン・バーコフ ジュリアン・フェローズ、ジェフリー・ナックマノフ
クリスチャン・デ・シーカ 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
アレッシオ・ボーニ 撮影:ジョン・シール
ジョヴァンニ・グイデッリ 編集:ジョー・ハッシング、パトリシア・ロンメル
ラウル・ボヴァ オリジナル脚本:ジェローム・サル
ブルーノ・ウォルコウィッチ プロダクションデザイン:ジョン・ハットマン
  衣装デザイン:コリーン・アトウッド
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