コンテイジョン/Contagion
マネーボール/Moneyball
キャプテン・アメリカ
/ザ・ファースト・アベンジャー
ワイルド・スピード MEGA MAX
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
世界侵略:ロサンゼルス決戦
The Mechanic/メカニック
トランスフォーマー
ダークサイド・ムーン
ハリー・ポッターと死の秘宝
PART2
アイ・アム・ナンバー4
SUPER8/スーパーエイト
スカイライン -征服-
X-MEN
ファースト・ジェネレーション
パイレーツ・オブ・カリビアン4
生命の泉
ブラックスワン
アンノウン
エンジェル ウォーズ
SP 革命篇
ツーリスト
RED
ウォール・ストリート
グリーン・ホーネット
ソーシャル・ネットワーク
バーレスク
アンストッパブル
2010年度のバックナンバー
監督:ジャスティン・リン 公開日:2011年10月1日
脚本:クリス・モーガン 上映時間:130分

過去作の主要キャストがシリーズの垣根を越えて総集結。
ファン待望の「史上最速」ドリーム・チーム結成。
映画史上最速のノンストップアクションが、今スタートする!

【イントロ】

「ワイルド・スピード MEGA MAX(ワイルド・スピード メガ・マックス、原題:Fast Five)」は、「ワイルド・スピード」シリーズの第5作目である。

シリーズ第1作は、2001年に公開された、ロサンゼルスを舞台にドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリートレーサーたちを題材としたカーアクション映画である。当時のアメリカのストリートレース文化にのっとり、スポーツコンパクトと呼ばれるカテゴリーの日本車が数多く登場し、話題を呼んだ作品である。

シリーズ第1作は、2001年に公開された、ロサンゼルスを舞台にドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリートレーサーたちを題材としたカーアクション映画である。

なお、シリーズ作品の時系列は、1作目「ワイルド・スピード」→2作目「ワイルド・スピードX2」→4作目「ワイルド・スピード MAX」→5作目「ワイルド・スピード MEGA MAX」→3作目「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」の順となっている。

観る者の思考を停止させるド派手なアクションや、目を疑うような超絶カーチェイス。180億円という史上最高の製作費が投入された「ワイルド・スピード」シリーズ最新作の「ワイルド・スピード MEGA MAX」。絶対的な迫力とスピードが、大スクリーンに炸裂する、超ご機嫌な痛快作品だ。

監督は、シリーズ前作「ワイルド・スピード MAX」を世界的メガヒットに導いたジャスティン・リン。観客の五感を極限まで刺激し、「日常を忘れて楽しめる映像」にひたすらこだわり続けてきた台湾出身でカリフォルニアで育ったリン監督が、再び世界を熱狂させる。

また、「ワイルド・スピード MAX」の後日談となる本作には、ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースターといったシリーズのオリジナルメンバーに加え、過去作品の主要キャストがシリーズの垣根を越えて総集結する。更に、ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)も新たに参戦し、ヴィン・ディーゼルとのパワー全開の肉弾戦はまさに大迫力。作品に重量感がプラスされている。

オリジナルメンバーに加え、過去作品の主要キャストがシリーズの垣根を越えて総集結する。

余談ながら、ドウェイン・ジョンソンはプロレス界のスターから俳優に転身しているが、まだプロレスラーの引退を宣言してはいない。ただ、俳優の活動が多くなっており、俳優としても評価され、俳優としての契約から試合で万が一にも怪我出来ないため、リングに上がりたくても上がれない状態になっているようだ。

ドウェイン・ジョンソンはプロレス界のスターから俳優に転身

ちなみに、事故が起きる可能性も考慮され、私生活では自分で車も運転出来ないという。それなのに、こんなスピード全開ぶっ飛び映画に出演するなんて…って、ま、小さな親切、大きなお世話である。

この作品の主役は彼ら以外にも存在する。もちろん、スクリーンに登場する数々のクルマである。バリバリにチューンされたカスタムカーから超高級車やヴィンテージカーの名車が続々登場するのは、このシリーズ作品のお約束。今回もマニアにはたまらないクルマのオンパレードである。

■クライスラーダッジ・チャージャー 1970年式
クライスラーダッジ・チャージャー 1970年式
ドミニクの愛車であり、シリーズ序盤からブライアンが運転して登場する。ボディカラーはつや消しグレー。終盤のあたりでホブスのグルカに突っ込まれ潰されてしまう運命に…。

■NISSAN スカイラインGT-R 1972年式
NISSAN スカイラインGT-R 1972年式
ブライアンとミアがリオに逃亡するために乗っていた車。スラム街を走っていた際にバンプが多かったため、少し固めの足回りだと思われる。ボディカラーは黒。

■ポルシェ GT3 1999年式
ポルシェ GT3 1999年式
ドミニクとブライアンが賭けレースで手に入れた車。防犯カメラ回避練習の車で登場。ボディカラーは水色。

■デ・トマソ パンテーラ 1972年式
デ・トマソ パンテーラ 1972年式
列車から盗まれた伝説の3台の内の1台。ヴィンスが運転した。ボディカラーは黒。

■シボレー コルベットグランドスポーツロードスター 1966年式
シボレー コルベットグランドスポーツロードスター 1966年式
列車から盗まれた伝説の3台の内の1台。ドミニクとブライアンが列車から逃れようとして、崖下の運河に落ちてしまう。ボディカラーはシルバー。

■フォード GT40 1966年式
フォード GT40 1966年式
列車から盗まれた伝説の3台の内の1台。ミアの運転で、隠れ家へ運搬される。ボディカラーはダークブルーに2本の白ストライプ。

■NISSAN GT-R 2010年式&NISSAN フェアレディ Z 2009年式
防犯カメラ回避練習シーンで登場。ジゼルが運転した。ボディカラーはカーボンボンネットにシルバー。

■SUBARU インプレッサ セダン WRX STi 2011年式
防犯カメラ回避練習シーンで登場。ハンが運転した。ボディカラーはシルバー。

■TOYOTA スープラ 1993年式
防犯カメラ回避練習シーンで登場。柱に衝突してしまう。 なお、ナイトレースでもエンジンルームのみ登場している。ボディカラーは黒。

■クライスラーダッジ・チャージャー SRT8 2010年式
クライスラーダッジ・チャージャー SRT8 2010年式
終盤で警察署にある金庫を持ち出すため、ドミニクとブライアンが2台で引っ張り出した。ニトロを装備している。ボディカラーはつや消し黒。そのうち一台は、橋の上で車につっこませてドミニクが潰してしまう。

■クライスラーダッジ・ポリスチャージャー 2011年式
クライスラーダッジ・ポリスチャージャー 2011年式
金庫強奪計画で、ドミニク、ブライアン、ローマン、ハンが警察署から4台盗み出し、ドラッグレースをした。

■ARMET ARMORED VEHICLES グルカ F5
ARMET ARMORED VEHICLES グルカ F5
ホブスの専用車として登場。

■DUCATI STREET FIGHTER S 2010年式
DUCATI STREET FIGHTER S 2010年式 DUCATI STREET FIGHTER S 2010年式
ジゼルのバイク。

■ケーニッグゼグ CCX 2010年式
ケーニッグゼグ CCX 2010年式
最後に登場するカッコいいクルマ。

この「ワイルド・スピード」シリーズは、90年代に西海岸のアジア系を中心とした若者の間で、ヴェイルサイド系などの派手なエアロを纏った日本製スポーツカーが大流行した事から生まれた作品である。それまでハリウッド映画のカーアクションは伝統的に欧米車が中心だったが、日本車が目立つのがシリーズの特徴である。今回も、主人公のブライアンの愛車は、アメリカでは売られていなかった右ハンドルの初代ハコスカGT-Rなのだ。

映画の最後には現行のニッサンGT-Rに乗っているが、ブライアンはシリーズを通してGT-R使いとして描かれており、70年式のマッスル・カーであるダッチ・チャージャーを愛用するドミニクとは好対照に描かれている。もっとも、最高の見せ場はアメ車が持っていってしまうのもお約束で、クライマックでビッグパワーに物を言わせ巨大金庫を引きずり回すのは、最新式のダッチ・チャージャー・ポリス仕様である。

クライマックでビッグパワーに物を言わせ巨大金庫を引きずり回すのは、最新式のダッチ・チャージャー・ポリス仕様である。

この作品は、決してクルマと筋肉だけの「おバカ映画」ではない。荒唐無稽だが、「オーシャンズ11」的なストリー展開にも好感がもて、ユニークなキャラクター、工夫を凝らしたアクションとなかなかによく出来ている作品である。ケタ外れのカーアクションがスクリーンの中を縦横無尽に駆け巡る。スカッとしたいときには最高の作品である。ぜひ、大きなスクリーンで鑑賞したいものだ。

 
【ストーリー&インプレッション】

ストーリーは、前作「ワイルド・スピード MAX」のラストで主人公ドミニク・トレットが懲役25年の実刑判決を受け、刑務所へ収監するため護送される途上にあった大型バスを、ドミニクの妹ミア・トレットと元FBI捜査官ブライアン・オコナーらで構成される仲間達が襲撃して脱獄させるシーンから始まる。

首尾良くドミニクの脱獄を成功させたミアとブライアンは、ブラジルのリオデジャネイロへ逃亡、昔の仲間だったヴィンスの元で匿われることになる。

逃亡生活のための資金を欲していたブライアンは、ヴィンスから「簡単な仕事がある」と誘われ、麻薬取締官によって応酬され、疾走する列車に格納されている自動車を盗むミッションに、暫定的な仕事仲間となる窃盗団と共に挑むことになるが、何となく悪い予感が脳裏をかすめる。

そのミッションの途中でブライアンとミアは、脱獄後一旦別行動をとっていたドミニクと再合流。窃盗作業の方は順調に進み、まずは1台目の押収車が列車から脱出、次いでミアが押収車の1台であるフォードGT40に乗り込み列車からの離脱に無事成功する。これでミッションは危なげなく終了するかに思われたが、その直後に、悪い予感が的中し、それまで手を組んでいた仲間と思っていた窃盗団のメンバーが、突如ドミニクとブライアンに襲いかかり、両者の間で壮絶なバトルが開始される。さらにその騒動に気づいた、押収した自動車を護送していた麻薬取締官が加わり、3つ巴の大混戦状態に…。

ドミニクとブライアンは、列車内にあったシボレー コルベットグランドスポーツロードスターに乗り込み、列車からの脱出に成功。何とか危機を脱しと思った次の瞬間には崖からクルマ共々ダイブするはめに…。川に飛び込んだドミニクとブライアンを待ち受けていたのは、窃盗団の別動隊。結局、彼らは拉致されることに。

列車内にあったシボレー コルベットグランドスポーツロードスターに乗り込み、列車からの脱出に成功。
列車内にあったシボレー コルベットグランドスポーツロードスターに乗り込み、列車からの脱出に成功。 何とか危機を脱しと思った次の瞬間には崖からクルマ共々ダイブするはめに…。
何とか危機を脱しと思った次の瞬間には崖からクルマ共々ダイブするはめに…。

囚われの身となった彼らの前に現れたのは、リオデジャネイロを表と裏の両面で牛耳っている実業家のレイエスという人物だった。レイエスはドミニクとブライアンに対し、ミアが奪ったGT40の在処を教えるよう脅迫するが、2人は当然のごとく要求を拒否をする。そして、隙をつき監視者をあっさり制圧し、脱出を果たす。

脱出後、ミアのもとに戻ったドミニクとブライアンは、GT40を徹底的に分解し、詳しく調査した。すると、そこからはレイエスの闇金の流れを記録したマイクロチップが隠されていたことを発見する。

脱出後、ミアのもとに戻ったドミニクとブライアンは、GT40を徹底的に分解し、詳しく調査した。

一方、ドミニクに脱獄されてしまったアメリカでは、一連の騒動でドミニク達がリオデジャネイロ市内に潜伏している事実を掌握、彼らを捕縛するためのFBI捜査官チームをブラジルへ派遣することを決定。リオデジャネイロに派遣されたのは、海外での捜査活動で高い評価を持つルーク・ホブス率いるFBIの精鋭捜査チームだった。

リオデジャネイロに到着後、現地の警察署をまるで信用していないルーク・ホブスは、過去の経歴から「誰にも買収されない」と目した女性警察官であるエレナ・ニベスを助手につけると、すぐさまドミニクとブライアン達の隠れ家を突き止め、強襲する。しかし、そこでは一足早く、GT40に隠されたマイクロチップを強奪せんとするレイエス一派が襲撃を開始しており、リオデジャネイロのスラム街を舞台にまたもや3つ巴の戦いが始まることになる。

リオデジャネイロのスラム街を舞台にまたもや3つ巴の戦いが始まることになる。

大混戦の末、辛くもその場を離脱したトレット兄妹とブライアンの3人だが、リオデジャネイロの大ボスとFBIという2つの大組織から追われる身となった前途に不安を覚える。

ただ、ミアからブライアンの子供を妊娠していることが告げられ、「家族が増えるな」というドミニクの声と共に喜びを噛み締め抱き合う3人。長い逃亡生活に別れを告げ、人生を変え、自由を手に入れるためには、やはり金が必要だ。

長い逃亡生活に別れを告げ、人生を変え、自由を手に入れるためには、やはり金が必要だ。

そして、最後の仕事に選んだのは、貧しいものを喰い物にする最悪の犯罪者から金を根こそぎ奪い取る大仕事。奪取したマイクロチップの情報を元に、レイエスがこれまで蓄財していた現金1億ドル全てを奪取し、そのカネを元に永遠の自由を手にすることを決意する。

すぐさま、昔から気心が知れた仲間をリオに集め、意表を突く作戦を駆使して警察署の地下金庫に運び込まれた現金を強奪する作戦をスタートさせた。荒唐無稽の現金強奪作戦は果たして成功するか…ってなストーリーが、数々のド迫力のアクションシーンとともに繰り広げられる。

昔から気心が知れた仲間をリオに集められた。
荒唐無稽の現金強奪作戦は果たして成功するか…

この作品、一言で言えば「ド派手」。オープニングにおけるバスの横転から、オフロード仕様のトラックを砂漠の真ん中を走る列車と併走させ、貨物列車の側面を切り裂き、無理やり引っ張り出すという荒業を披露する序盤からのアクションシーンに、もうボルテージは一気に最高潮に達する。

その後も、リオのスラムをクルマではなく肉体を使って走り抜ける追跡劇や、護送車を襲う殺し屋達との戦争映画さながらの銃撃戦、そして、奪った巨大金庫を2台の車でリオの街を引きずり回すクライマックスまで、アクションシーンは幾つもの仕掛けが複合して構成されており、作り手の「ドヤ顔」が思い浮かぶような熱い心意気がガンガン伝わってくる。

リオのスラムをクルマではなく肉体を使って走り抜ける追跡劇
リオのスラムをクルマではなく肉体を使って走り抜ける追跡劇 リオのスラムをクルマではなく肉体を使って走り抜ける追跡劇

建物も車もその他ありとあらゆる障害物も次から次に薙ぎ払っていく2台の車に引きずられた金庫の凄まじい破壊力と迫力ある描写、ラストの「オーシャンズ11」ばりの大どんでん返しと、そこに繋げるための伏線も良く描かれており、カーアクションのみならず頭脳プレイのストーリーとしても秀逸な構成だ。また、リオ・デ・ジャネイロで白熱のロケを中心に、コルコバードのキリスト像などの名所、コパカパーナや、イパネマなどのビーチも登場し、ブラジルの熱気が感じられる。

ブラジルの熱気が感じられる。

公開前から、今回の作品が「シリーズ完結のラスト・ラン」という雰囲気を作り出していたにも関わらず、エンドロールの最後に「ん?」と思わせるサービスカットが追加されている。「あ〜楽しかった」と、さっさと席を立たないよう、最後まで観ること!どう考えても続編が制作される気満々のエンディングである。

クルマ好き、カーアクションが好きという方、また、ハリウッド流ド派手で爽快なアクション好きという方にはイチオシの作品である。130分があっという間に過ぎ去ることは間違いない!

 

キャスト スタッフ
ドミニク・トレット:ヴィン・ディーゼル 監督:ジャスティン・リン
ブライアン・オコナー:ポール・ウォーカー 脚本:クリス・モーガン
ミア・トレット:ジョーダナ・ブリュースター 製作:ヴィン・ディーゼル
ジゼル:ガル・ガドット ニール・H・モーリッツ/マイケル・フォトレル
ルーク・ホブス:ドゥエイン・ジョンソン 製作総指揮:アマンダ・ルイス/サマンサ・ヴィンセント
ハン・ルー:サン・カン 音楽;ブライアン・テイラー
ローマン・ピアース:タイリース・ギブソン 撮影:スティーヴン・F・ウィンダン
エレナ・ネベス:エルサ・パタキー 編集:ケリー・マツモト/クリスチャン・ワグナー
ヴィンス:マット・シュルツ 美術:ピーター・ウェンハム
テズ・パーカー:クリス・"リュダクリス"・ブリッジス キャラクター創造:ゲイリー・スコット・トンプソン
ジジ:マイケル・アービー  
ローザ:ジェアマリー・オソリオ  
テゴ・レオ:テゴ・カルデロン  
リコ・サントス:ドン・オマール  
レイエス:ホアキン・デ・アルメイダ  
モニカ・フエンテス:エヴァ・メンデス(カメオ出演)  
<< Back Next >>
 
 
ホーム