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2013.Apr. 15
うめぐる

JR大阪駅北口を降り、吹き抜けの空間を通り抜けると、目の前には威風堂々とした超高層ビル群の姿が現れる。大阪最後の一等地といわれる再開発地区「うめきた」に建つ、先行開発区域プロジェクトのビル群だ。4月26日にはお待ちかねの「グランフロント大阪」が開業。

先行開発区域プロジェクトのビル群

JR、阪急、阪神、地下鉄など「梅田」界隈での1日平均の乗降客数250万人を誇る西日本最大のターミナルに、新たなビジネスを生み出すに相応しい知的創造拠点が誕生する。甲子園球場の約6.2倍の広大な規模の「うめきた」は、大阪市の成長戦略拠点特区構想の中核プロジェクトと位置付けられており、関西都市圏の国際競争力向上の鍵を握っている。その「うめきた」の先行開発区域は、公民連携によって推進され、国際的な情報と人材の集積・交流拠点を形成し、多様なイノベーションを生み出す「まち」に変貌する。

そして、「グランフロント大阪」オープンに合わせ、交通マネジメント「うめぐる」がスタートする。「うめぐる」には3つのサービスがあり、レンタサイクルの「UMEGLE-CHARI」、エリア巡回バスの「UMEGLE-BUS」そして、エリア巡回バスやレンタサイクルに乗りつぐことができる駐車場の「UMEGLE-PARKING」。これらは梅田を便利に、快適にする交通サービスの実現に向け、社会実験や実証事業として展開されるものである。

「うめぐる

「UMEGLE-CHARI」は、「街乗り」「ちょい乗り」に便利なレンタサイクル。設置場所は「グランフロント大阪(うめきた広場内)」にあり、利用料金は最初の1時間が200円で、以降1時間毎100円。今のところ30台が用意されており、うち15台は電動アシスト自転車。お出かけ前にスマホで貸し出し状況をチェックできるのも有難い。

梅田を徒歩で巡り探訪するには、けっこうな広さがあり疲れてしまう。そこにレンタサイクルや巡回バスがあると、同じ時間でも色々なスポットや店舗を訪れることができるようになる。先日も茶屋町から北新地まで行く用事があったが、さすがに徒歩だと少々キツい。こんな時はやはり自転車があれば便利。中之島や御堂筋で難波まで出かけたり、大阪城などに行ってみたり、少し足を伸ばして大阪市内を快適に巡ることも可能だ。そして、暑かったり寒かったり、雨の日や荷物が多い時には巡回バスがあれば便利である。

電車で街に出かけたのは良いけど、その街を自転車に乗って色々なところを回れたら便利だろうなぁ〜と思った人も多いはず。「うめぐる」のようなサービスで、街の巡回性が高まることにより、ショップや施設の立地による有利不利は多少解消されることも予想できる。中心地から少し離れたところにある「穴場」的ショップにも気軽に立ち寄ることができ、今まで知らなかった梅田の新たな名所が発見できるかも知れない。

ちなみに、エリア巡回バスの「UMEGLE-BUS」は、グリーンの車体とバス停が目印。運行間隔10分で10:00〜21:00まで運行される。所要時間は約30分。停留所は12カ所用意されている。運賃は100円(小人50円)で、1日乗車券は200円(小人100円)。

UMEGLE-BUS

また、自転車とバスでの巡回性に加え、「うめぐる」のチャーミングなところは、駐車場の「UMEGLE-PARKING」で街への入り口として受け口を設けたという点。電車は便利だが、車族にとっても便利なシステムである。バス停に隣接した駐車場からエリア巡回バスにスムーズに乗り継ぎ、ゆっくりと街歩きを楽しむことができる。

店各々の利害関係を超えた街全体に関係するサービスは、その街のクオリティを上げる重要なファクターである。街の巡回性という面で「うめぐる」が成功モデルとなれば、今後、多くの街に応用することができるようになることは間違いない。

余談ながら、「グランフロント大阪」のロゴマークは、4つのタワーと施設を包む水と緑の自然環境がモチーフで、奥行きを感じさせながら一体となって伸びるラインは、この街の先進性、創造性、将来性を表現し、デザイン化されている。

「グランフロント大阪」のロゴマーク

 
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