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2017 Jul. 7

911 GT2 RS

先月、カッコいい「PORSCHE/ポルシェ」を紹介した。「911ターボS」のクーペモデルをベースに、パフォーマンスの向上やユニークなデザイン、高品質なインテリアを設定した特別モデル「911Turbo S Exclusive Series/911ターボ S エクスクルーシブシリーズ」

911Turbo S Exclusive Series

今回もまたカッコいい「PORSCHE」をお届けする。先日、イギリスで開催されたモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2017」で披露された、「911」の高性能モデル「911 GT2 RS」である。

911 GT2 RS

今回登場した「911」は、「最も速く最もパワフルな公道走行可能な911」と謳われており、最高出力700PSを発生する大容量ツインターボ水平対向エンジンを搭載し、後輪駆動で0-100km/hの加速はわずか2.8秒、最高速度は340km/hというモンスターマシン。

911 GT2 RS
911 GT2 RS
911 GT2 RS

今回の「911 GT2 RS」に搭載されるエンジンのベースは、580PSを発生する「911ターボS」の3.8リッターエンジンで、大型ターボチャージャーや、高温になるとインタークーラーに水噴射冷却システムが採用されており、噴射した水で燃焼室を冷却することによって、さらなる高出力化が可能になっている。

911 GT2 RS

そのモータースポーツとほぼ同じドライブテクノロジーにより、新型では先代モデルを上回る最高出力700PSと最大トルク76.5kgmを達成する。

その全パワーが後輪のみを駆動するというのは、スリルがあると同時に恐ろしくもあるが、そのトラクションを確保するため、「911 GT2 RS」にさまざまなアップグレードが施されている。

「UHP/ウルトラ・ハイ・パフォーマンス」と表現するタイヤは、フロントが265/35ZR20、リアは325/30ZR21が装着され、その強大なグリップでコーナリングとブレーキングの性能も向上。さらに、堂々とした巨大なウイングがダウンフォース発生し、車体に安定性を加える。

911 GT2 RS
911 GT2 RS
911 GT2 RS
911 GT2 RS

また、「911 GT2 RS」に搭載されるカスタマイズされたGT 7速ダブルクラッチトランスミッション(PDK)は、トラクションを途切れさせず路面にパワーを伝達する。さらに、専用開発のエグゾーストシステムは極めて軽量なチタン製で、「911ターボ」に使用されるシステムよりも約7キロ軽く、これまでにない感情に訴えるサウンドを響かせる。

911 GT2 RS

シャシーでは後輪操舵システムが備わるほか、「ポルシェ・スタビリティー・マネージメントシステム(PSM)」が「911 GT2 RS」専用の設定とされ、ブレーキは「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)」が標準装備される。

911 GT2 RS

軽量化も大きなテーマ。フロントフェンダーやホイールハウジングベント、ドアミラーのアウターシェル、リアサイドセクションのエアインテークなどは「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)」で、標準仕様のルーフはマグネシウム。その結果、車重は1470kg(燃料満タン状態)に抑えられている。

911 GT2 RS

さらに、公道における快適性や実用性よりも速さを優先したい人のためにはオプションの「ヴァイザッハパッケージ」を選択すれば、さらなる軽量化も可能。ルーフ、スタビライザー、前後アクスルのカップリングロッドが「CFRP」とされるほか、チタンパーツが組み込まれたり、ホイールは軽合金製からマグネシウムホイールが装着されたりと、追加で約30kg軽量化され、さらに、ロールケージはスチール製からチタン製に替わり、エクステリアはカーボンの黒いボンネットからルーフにボディ・カラーのストライプが入る。

911 GT2 RS
911 GT2 RS

他の「RSモデル」同様、「911 GT2 RS」もインテリアの装備は必要最小限に省略されている。赤いアルカンターラとブラックのレザー、そして、カーボンファイバーのトリムが標準で施され、フルバケット・シートのバックレストもカーボンファイバー製。後部座席の代わりにロールケージを装備し、転覆時の安全性と車体の剛性向上が図られている。そして、「パドルシフト付GT2 RSスポーツステアリングホイール」は、素早くスポーティなシフトチェンジを可能にする。

911 GT2 RS
911 GT2 RS
911 GT2 RS
911 GT2 RS

すべての「911」と同じく、オーディオ、ナビゲーション、および通信を一括制御するユニット「ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)」が装備。また、「コネクトプラスモジュール」と「ポルシェトラックプレシジョンアプリ」も標準で含まれており、走行データの詳細な記録、表示、分析をスマートフォン上で行うことが可能になる。

さらに、オプションの「クロノパッケージ」を装着すると、ダッシュボード上のアナログ/デジタルストップウォッチが追加される他、拡張されたPCM機能によりパフォーマンスディスプレイでコースタイムを表示、保存、評価ができるようになる。

911 GT2 RS

さらに、「クロノパッケージ」には、ラップトリガーが付属。スタート/フィニッシュラインに設置された外部マーカーと組み合わせて「ポルシェトラックプレシジョンアプリ」を使用することで、このラップトリガーは、ドライバーがラップタイムを正確に記録することが可能になる。

これだけの装備が加わると、値段もそれなりに上がることは避けられない。アメリカにおける販売価格は、29万4,250ドル(約3,300万円)となっている。とはいえ、「911」史上最もパワフルで速いモデルであることを考えれば、それほど驚く金額ではないかも知れない。むしろ安いのかも…また、「ヴァイザッハ・パッケージ」を選ぶと3万1,000ドル(約350万円)追加となる。アメリカでは2018年初旬に販売が開始される予定。

911 GT2 RS

現時点では日本向けの導入時期や価格などは未定となっているが、すでに国内向けのポルシェの公式サイトでも情報が掲載されているため、今後、日本でも発売されるものと思われる。

ちなみに、このモデルのオーナーのために開発されたという限定ウォッチ「ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ」が、6月末よりポルシェ正規販売店で、「ポルシェ911 GT2 RS」と同時にオーダーする場合に限って購入できる。

ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ
ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ
ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ

クルマとウォッチは、ユーザーの要望に応じて個別に生産され、車両と同時に手渡されることになるという。

ケースは軽量なチタン製で、その心臓部にはポルシェデザインが3年を費やして開発した初めてのクロックムーブメントを搭載。この「キャリバー01.200」は、フライバック機能と荷重経路を最適化したムーブメントブリッジを搭載し、「COSC(スイスクロノメーター検定協会)」の認定を受けている。

ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ

フライバック機能は、モータースポーツから着想を得ており、ポルシェウォッチならではの特徴を示すものとなっている。伝統的なクロノグラフでは、最初にボタンを押すとクロノグラフが停止し、2回目に押すとリセットされ、3回目に押すと計測が再開されるのが一般的。このように、連続して計測する場合にはボタンを3回押さなくてはならない。

ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ

一方で、フライバック機能を備えるクロノグラフでは、これらの操作が自動的に素早く連続して行われる。ストップウォッチ機能と現在の時刻表示は、イエローのマーキングを用いて明確に分けられている。

また、このウォッチのディテールは、高性能スポーツカーのデザインに基づいており、タングステン製の巻き上げローターは、「911 GT2 RS」のホイールを模しており、文字盤はカーボン製、時刻表示のデザインはメータパネルとタコメータに酷似している。

ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ

限定ウォッチを装着し、「911 GT2 RS」を颯爽とドライブしたいものである。

ポルシェ デザイン911 GT2 RSクロノグラフ

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