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2017 Jul. 16

粋な腕時計あれこれ

「GRAND SEIKO/グランドセイコー」「スプリングドライブ 8Days」に18Kピンクゴールドケースを採用した新作が8月11日に発売される。視認性と美しさを両立させた「GRAND SEIKO」らしい1本。

GRAND SEIKO

1960年の誕生以来、高い時間精度、見やすさ、使いやすさ、耐久性といった腕時計の本質を追求してきた「GRAND SEIKO」。

今回、「GRAND SEIKO」独自の機構であるスプリングドライブの能力を最大限引き出すムーブメント「キャリバー9R01」を18Kピンクゴールドケースに搭載した「スプリングドライブ8Days」の新作が登場。

GRAND SEIKO

開発・製造を手掛けたのは、高級時計の専門工房「マイクロアーティスト工房」。これは、2000年に時計の技能を継承する目的でセイコーエプソン株式会社の塩尻事業所内に設立された。「技能五輪金メダリスト」「黄綬褒章」受章者を含む「現代の名工」が10名所属し、高い技術・技能を活かした時計を手掛けている。

GRAND SEIKO

新作の18Kピンクゴールド製ケースは、数トンの圧力をかける冷間鋳造で密度を高めながら形作り、特別な研磨を施している。これにより、通常の貴金属ケースを上回る平滑面とシャープな稜線を両立。

搭載される「キャリバー9R01」は3つの香箱を直列に配置することで、最大約8日間(約192時間)の連続駆動が可能。ムーブメント内の限られたスペースを有効に生かし、装着感に考慮した43mmというケース径も実現する。

一見シンプルなデザインだが、ディテールは凝っている。「受け」が一体型となっており、世界でも稀な構造を採用。また、厚さは他のスプリングドライブモデルの約3倍。これらのことによって、「受け」自体の加工精度が各段に高まるため、確実に部品を押さえるだけでなく、落下などで衝撃が加わった際に「受け」が歪んだり、ずれることを防いでいる。「受け」の輪郭は時計師の手作業による鏡面仕上げ。富士のシルエットを象り、テンパーブルーのねじやルビーを諏訪の街の灯りに見立てている。平面全体に手作業で節目仕上げを施し、鏡面部や、ねじが映えるよう工夫されている。

GRAND SEIKO

ダイヤルには、メッキと塗装を多層的に組み合わせることで高い視認性を確保しながら、奥行きのある美しさを実現。漆黒のダイヤルの奥から無数の粒子状のきらめきが放たれる様は、満天の星空を想起させる。

GRAND SEIKO

針はグランドセイコーの代名詞といえる多面カットされた太い針を採用している。ちなみに、価格は440万円(税別)。

「PANERAI/パネライ」からは、「PANERAI」らしさが際立つ新作ウォッチ「ルミノール マリーナ1950スリーデイズ オートマティック アッチャイオ」がはじめてメタルブレスレットで登場。アイコニックなリュウズプロテクターをかたどったリンクがアクセントとなるタイムピースである。

ルミノール マリーナ1950スリーデイズ オートマティック アッチャイオ

このメタルブレスレットは、1999年に「PANERAI」が発表した初代のメタルブレスレットと同様、リュウズプロテクターをかたどったリンクを用いているのが特徴。個々の独立したリンクはねじを使わず、手首にフィットするよう設計されている。デザインもスポーティでありながら、洗練された雰囲気をまとい、ポリッシュ仕上げのパーツとサテン仕上げのパーツが交互に組まれている。

ケースは「ルミノール1950」同様、AISIステンレススティール製だが、初代タイプよりも軽量化を実現。自動巻きキャリバー「Cal.P.9010」を搭載することで、より軽く、より薄くなったケースのポリッシュ仕上げベゼルと、サテン仕上げのリンクがコントラスを描き出す。また、ケースバックのサファイアクリスタルからムーブメントが時を刻む様子を見ることができる。

Cal.P.9010
Cal.P.9010

ムーブメントはスイス・ヌーシャテルにある「PANERAI」のマニュファクチュールで全工程を製造。両方向に回転するローターを備え、パワーリザーブは名前の通り3日間。

リュウズを引き出すとテンプが停止する装置も採用されており、時報に合わせて、秒単位の針合わせが可能。さらに、時計を1時間単位で正確に進めたり、戻したりできるので、海外でタイムゾーンを移動した際の調整もスマートに操作可能。

ルミノール マリーナ1950スリーデイズ オートマティック アッチャイオ

ダイヤルはスタイリッシュなブラック。パネライのアイコンともいえる蛍光ベージュの大型マーカー、そして、9時位置のスモールセコンドにはブルーの針があしらわれた。

また、「PANERAI」のDNAの1つであるサンドイッチ構造のダイヤルが用いられ、水中や暗闇でも高い視認性を発揮。防水性能はケース径42mmで10気圧、44mmで30気圧と、あらゆるシーンでタフに使いこなすことができそうだ。さらに、ラグ下のボタンを特別なツールでプッシュすると、他のストラップに交換可能。この機構は「PANERAI」が特許を取得したオリジナルで、メタルブレスレットは単体でも発売。「P.9010キャリバー」を搭載した「ルミノール1950」ケースに取り付けできる。

ルミノール マリーナ1950 スリーデイズ オートマティック アッチャイオ44mm/87万円(税別)
ルミノール マリーナ1950 スリーデイズ オートマティック アッチャイオ44mm/87万円(税別)

ルミノール マリーナ1950 スリーデイズ オートマティック アッチャイオ42mm/86万円(税別)
ルミノール マリーナ1950 スリーデイズ オートマティック アッチャイオ42mm/86万円(税別)

「Tiffany & Co./ティファニー」からは、「ティファニー イースト ウエスト」の新作ウォッチが登場。「ティファニー イースト ウエスト」は、従来の時計の在り方を覆す横向きの文字盤が最大の特徴。1940年代のティファニー製トラベルクロックからインスパイアされたこの時計は、クオーツ式のレギュラー及びミニタイプと、オートマティック式の3タイプで展開される。

ティファニー イースト ウエスト 875,000円+税
ティファニー イースト ウエスト 875,000円+税

新作は、文字盤の周りにダイヤモンドがあしらわれたデザインで登場。ミニサイズには70石のダイヤモンド、スタンダードサイズには96石のダイヤモンドが使用。また、ケースはステンレススチール、インデックス(時間を表す数字の部分)はシルバープードレ仕上げ。文字盤はホワイトで、ストラップにはブラックアリゲーターを採用。落ち着いた印象でありながら、ブランドらしいラグジュアリーなルックスに仕上がっている。なお、価格は875,000円+税。

余談ながら、「VACHERON CONSTANTIN/ヴァシュロン・コンスタンタン」が、アーカイブピースの展示・販売を行う展覧会を、9月9日から10月15日までの期間。銀座の直営店で開催。

VACHERON CONSTANTIN

会場となる銀座ブティックの2階には、長い歴史の中で生み出された1910年代から70年代の懐中時計や腕時計が集結。1928年製の懐中時計や1958年製の機械式自動巻き腕時計など、計20点以上が展示・販売される。

VACHERON CONSTANTIN

世界最古の高級時計ブランドが誇る、極めて稀少な「歴史遺産」。その数々を実際に手に取れる絶好の機会となっているので、ぜひ期間中に足を運び、目の保養をしてはいかが?

1928年製 エクストラフラット・ミニット・リピーター懐中時計 6,250,000円+税
1928年製 エクストラフラット・ミニット・リピーター懐中時計 6,250,000円+税

1958年製 マルタ十字型ラグ付き機械式自動巻き腕時計 1,875,000円+税
1958年製 マルタ十字型ラグ付き機械式自動巻き腕時計 1,875,000円+税

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