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2017 Mar. 17

Aston Martin AMRとValkyrie

「Aston Martin/アストンマーティン」は、「レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ」と共同開発し、昨年の10月に日本でもモックアップモデルが発表された「AM-RB 001」のコードネームで呼ばれていたハイパーカーの名称が決定したと発表。

AM-RB 001
AM-RB 001
AM-RB 001

「Aston Martin」と、F1レッドブルレーシングがタッグを組み、1,000kgのボディに最高出力1,000psを発揮するV12エンジンを搭載、さらに公道での走行可能という、いまだかつてないハイパーカーとして大きな話題となった「AM-RB 001」に「Valkyrie/ヴァルキリー」という名が与えられた。

Valkyrie

「Aston Martin」にとって「V」の頭文字がつく名前はとても重要なもので、1951年の「Vantage/ヴァンテージ」からはじまり、「Virage/ヴィラージュ」「Vanquish/ヴァンキッシュ」「Vulcan/ヴァルカン」と、特別なモデルには「Vの系譜」を継承させてきた。

新たに系譜へ名を記す「Valkyrie」は、北欧神話に由来しており、戦場において生き残る者と死にゆく者を定める存在であり、「ワルキューレ」の英語表記となる。

「Valkyrie」のボディは軽量なカーボンファイバー構造で、公道走行可能なクルマとしては前例のないレベルのダウンフォースを発生するという。これは、レッドブル レーシングのチーフ テクニカルオフィサーであり、F1マシンデザイナーでもあるエイドリアン・ニューウェイの設計になるもので、このダウンフォースはアンダーフロアのエアロダイナミクスによって生み出される。

Valkyrie

それをベースに、「Aston Martin」のエグゼクティブ バイス プレジデント兼チーフ クリエイティブ オフィサーのマレク・ライヒマンが、最先端のダイナミクスと「Aston Martin」ならではのエッセンスを融合させ、ダイナミックなフォルムをデザインした。

Valkyrie

また、この「Valkyrie」の開発は、「レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ」の他にも、エンジンは英国企業の「コスワース」が手掛けるなど、最先端技術をもつテクニカルパートナーが協力。そして、今回、新しくタイヤメーカーの「ミシュラン」も参加することが発表された。

Valkyrie

「Valkyrie」には、フロントが20インチ、リアが21インチの「ミシュラン」の「パイロット・スポーツ・カップ2タイヤ」を採用。このタイヤには軽量マグネシウムアロイホイールが組み合わせられ、重量を軽くするためレース仕様のセンターロックナットが装着されるという。

Valkyrie

なお、「Valkyrie」は公道走行可能なモデルを150台限定で、サーキット走行専用モデルを25台で限定生産。2019年からデリバリーの予定という。ちなみに、昨年のアナウンス時点で、600人ほどのオファーがあり、「ラゴンダ タラフ」「One-77」「ヴァルカン」などを所有するロイヤルコレクターに優先的に割り当てられるようで、その価格は約3億円になると噂されている。

 
The Aston Martin Valkyrie

また、「Aston Martin」は今年の「ジュネーブモーターショー」において、新ブランド「AMR」を発表。

また、同時にAMRブランドの「Rapide AMR/ラピード AMR」「Vantage AMR Pro/ヴァンテージ AMR Pro」も披露された。

Valkyrie Rapide AMR Vantage AMR Pro

新ブランドとして発表されたのは、2004年に結成し、「FIA世界耐久選手権(WEC)」やル・マン24時間レースなどで活躍してきた「Aston Martin Racing/アストンマーティン レーシング」の頭文字からなる「AMR」。「Aston Martin」の今後の展開として、レースカーのテクノロジーをロードカーにも生かしたエキサイティングなモデルを生み出していくという。

Aston Martin Racing

今後登場する主要な「AMR」モデルは、「Aston Martin」本社のエンジニアリングチームが担当。しかし、「AMR Pro」モデルの開発は、パーソナライゼーション部門「Q by Aston Martin」のアドバンスド オペレーション部門に委ねられる。

その第1弾として、今回の「ジュネーブモーターショー」に登場したのが「Vantage AMG Pro」と4ドアスポーツカー「Rapide AMR」

Vantage AMG Pro Rapide AMR
Vantage AMG Pro Rapide AMR
Vantage AMG Pro Rapide AMR

いずれも「Aston Martin」のブランドカラーであるスターリング・グリーンでペイントされ、明るいライムグリーンがアクセントとして光っている。

「Vantage AMG Pro」は、サーキット走行を前提に性能を強化したモデルで、507psを発揮するGT4レース エンジンを搭載した、最もパワフルなV8 Vantageであり、ブランドの頂点に立つモデルである。

Vantage AMG Pro
Vantage AMG Pro
Vantage AMG Pro

レース仕様のアジャスタブル サスペンションをはじめ、競技用に開発されたエンジンやトランスミッションなどを採用し、ボンネットやリアフェンダーはWECチャンピオンマシンと同じものを使用。

インテリアはレーシーでありながらも、シックなダークナイト アルカンターラにライムグリーンのアクセントを施すことで見た目も特別なモデルへと昇華させた。

Vantage AMG Pro

一方、「Rapide AMR」は6.0リッターV12自然吸気エンジンに4本出しのエキゾーストシステムを備え、トップスピードは336km/hにも達するという。また、専用デザインのフロントスプリッターやサイドシルなどが「AMR」ブランドの個性を主張する。

Rapide AMR
Rapide AMR
Rapide AMR
Rapide AMR
Rapide AMR

この2つのモデルは実際に販売され、「Vantage AMR Pro」は7台で、「Rapide AMR」は210台限定で生産する予定。

今年の「ジュネーブモーターショー」では、話題のクルマも数多く登場しているので、明日もまた、カッコイイクルマの話題をお届けする予定。

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