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2017 Mar. 19

McLaren 720S

「McLaren/マクラーレン」は、「ジュネーブ国際モーターショー 2017」で、スーパーシリーズの第2世代となる新型「720S」をワールドプレミア。そして、そのわずか12時間後には日本でも「720S」を発表した。

720S
720S
720S
720S
720S

新開発の4リッターV型8気筒ツインターボのM840Tエンジンは、最高出力720ps、最大トルク770Nmを発生。1,419kgのボディを0-100km/hまで2.9秒、200km/hまで7.8秒、300km/hまで21.4秒で到達させる実力を持っている。また、0-400メートル加速は10.3秒で、最高速は341km/hをマーク。0-200km/h加速で比較をすると、ランボルギーニ「アヴェンタドール」より1秒、フェラーリ「488GTB」よりもコンマ5秒速い結果である。

720S

このエンジンは、これまでのツインターボV8エンジンシリーズの流れを組んでおり、「McLaren」スポーツシリーズに引き続き搭載されている3.8リッターエンジンをベースに41パーセントのパーツが変更された。「720S」は、アーキテクチャも変更。基部となる新しいカーボンファイバー製のタブと上部構造の「モノケージII」を中心とした結果、「650S」と比較し18kgの軽量化に成功。

720S

これまでの「McLaren」と同様に、エクステリアデザインはキャブフォワードデザインを取り入れ、視認性を重視するとともに、そのシルエットはパワフルでダイナミックさを強調している。

ディテールでは、ヘッドライト部分に手のひらが入るほどの空間が設けられた。ここにはロー テンパレーチャー ラジエーターを搭載し、有効な冷却が施されている。

720S

そのヘッドライトはアダプティブLEDマトリックスを採用。ハイ&ローを自動的に切り替えるアダプティブライトは照射範囲をコントロールするためモーターで角度を調整することが多いが、「720S」はライトの一部を点灯、消灯することで角度を調整。これによりモーター重量を削減した。

720S

「McLaren」お得意の跳ね上げ式のディヘドラル ドアも踏襲され、ルーフまで大きく切り欠きを入れることで乗降性が高められた。さらに、ドアを開いた時には「650S」よりも片側15センチ内側に入っているので、駐車スペースを気にする心配も減少した。

650S
720S

また、このドアはエアロダイナミクスにも大幅に貢献。フォーミュラ1のバージボードをドアに採用。これは、フロントホイールアーチから来る高圧エアを利用し、バージボードでダウンフォースに変換する。

720S

サイド面ではエアインテークが見当たらないのも特徴。サイドエアインテークを用いると、空気の流れの方向を変えなければいけないのであまり効率的ではなく、そこで、クルマの近くを通るエアフローは非常に高速で大きなエネルギーを持っており、それを利用してエンジンを冷やすことを選択。サイドシル付近やショルダー付近、ルーフを流れるエアを利用しエンジンを冷却する。

720S

インテリアでは、クオリティ面で大幅に改良が加えられた。レザーは「Bridge of Weir/ブリッジ オブ ウィアー」というスコットランドの最上級のレザーを使用。アルミの部分は削り出しを採用。さらに、フォールディング ドライバー ディスプレイという新しいディバイスも投入。これは新しいTFTクラスターで、スポーツ走行するときにはメーターを90度回転させ情報を最小限まで落とすことが出来る。

720S
720S
720S
720S

そして、実用性の面では、フロントには150リッターのラゲッジスペースを確保。また、オプションとして360度のパーキングカメラも用意されている。

軽量化され、パワーも上がったことから、コントロール性も向上させるため「McLaren」としてのイノベーションとテクノロジーも投入された。

「720S」は、「650S」のプロアクティブ シャシーをベースに「プロアクティブ シャシー コントロールII」に進化。スタビライザーは装着されず、油圧ですべてを制御する。具体的には、新たに4つの加速度センサーと8つのプレッシャーセンサーを追加し、それらの情報はシステムの中枢にあるオプティマル コントローラー アルゴリズムによってミリ秒単位で分析され、その結果にもとづいてサスペンションの減衰力が直ちに最適化される。なお、このアルゴリズムはケンブリッジ大学との共同で、6年の歳月を経て開発に成功したという。

720S

また、可変ドリフトコントロールも追加。これは、センターコンソールにあるダイナミックパネルで操作でき、新しいレベルに達した「電子制御スタビリティ コントロール(ESC)」により可能になった。ダイナミックパネルに表示されている操作エリアを指でスワイプするだけで、「ESC」の介入レベルを調整し、ドリフトアングルを設定することができ、それにより、プロ並みのテクニックを披露することが可能になった。

720S

この可変ドリフトコントロールは、ラップタイムを重視したテクノロジーではなく、ドライバーに楽しんでもらうことを考え、スリップアングル、ドリフトアングルを設定することにより、素人ドライバーでも楽しく安全にドリフトができるようになっている。

「McLaren」のラインナップは大きく3つのカテゴリーに分類される。1つは「P1」「P1 GTR」がある「アルティメット シリーズ」

P1 GTR
P1 GTR

次に「570S」「570GT」などの「スポーツ シリーズ」

570GT
570GT

そして、「720S」が属する「スーパー シリーズ」

「スポーツ シリーズ」は、「McLaren」のエントリーラインとして存在し、一方の「アルティメット シリーズ」は究極の「McLaren」としてスポーツ走行を主体に開発されたものである。そして、その中間が「スーパー シリーズ」で、2011年の「MP4-12C」がそのスタート。その後、「650S」「675LT」を経て2ndジェネレーションとなる「720S」がデビューした。

MP4-12C
MP4-12C

675LT
675LT

限定25台の675 LT「MSOカーボンシリーズLT」
限定25台の675 LT「MSOカーボンシリーズLT」

日本市場は「McLaren」にとって重要なマーケット。昨年は全生産台数の6パーセントを日本で販売した。また、各市場の中で最初にローンチしたのが日本市場であった。日本のスーパーカー市場はかなり成熟しており、スーパーカーが何たるかをよく知っているユーザーが多いという。そして、そのユーザーに向けて「McLaren」は満を持して「720S」を投入した。

720S

 
McLaren 720S

「McLaren 720S」の日本での価格は3,338万3,000円。

デリバリーは7月からを予定する。

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