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2017 Nov. 5

FXX-K Evo

「Ferrari/フェラーリ」は、「ラ フェラーリ」をベースにした革新的な新パッケージを装備したサーキット走行限定の「FXX-K」をさらに進化させた最新実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開。

FXX-K Evo
FXX-K Evo

FXX Evoluzione/FXX エヴォルツィオーネ」「599XX Evo」に続く最新モデルとなる「FXX-K Evo」は、2005年に開始されたスーパーカー愛好家がフェラーリの技術者とともに今後の市販モデル開発に協力する「XXプログラム」と呼ばれる研究開発プログラムのために特別に開発された実験車両となっており、公道走行は不可なのはもちろん、専用プログラム以外の競技でも使用出来ないという、まさに「究極のマシン」。

FXX Evoluzione
FXX Evoluzione
FXX Evoluzione

599XX Evo
599XX Evo
599XX Evo

つまり、「FXX-K Evo」はロードユースモデルとしての登録や、レースのホモロゲーションは取得できず、「Cavallino Rampante(跳ね馬)」の技術者とともに「Ferrari」の革新的な技術開発に関わることを望む、限られたスーパーカー・エンスージアスト向けに開発したモデルといえる。

FXX-K Evo

「FXX-K Evo」は、「フェラーリ スタイリング センター」のデザイナーと共同で開発した最新のエアロダイナミックパッケージを採用し、GT3やGTEレース車両に近い強力なダウンフォースを獲得したのが特徴。

FXX-K Evo
FXX-K Evo
FXX-K Evo
FXX-K Evo

注目は、リアに装備した「ツインプロファイル(2枚翼)」の固定ウイングで、アクティブスポイラーとシームレスに効果を発揮するように開発されている。そのダウンフォース係数は、従来比で23パーセント向上し、ベースとなるロードゴーイングカー比では75パーセント増に匹敵するという。速度200km/hで発生するダウンフォースは640kg、最高速度域では830kgオーバーとなる。

FXX-K Evo
FXX-K Evo
FXX-K Evo

また、リアダウンフォースの大幅増に合わせてフロントエリアのバンパーとアンダーボディのデザインを再構築。2016年に導入されたレギュレーションを生かした水平フリック(フィン)と垂直ターニングベーンによる気流管理システムを活用し、車両全体のダウンフォースを最適化している。

FXX-K Evo
FXX-K Evo
FXX-K Evo

「Ferrari」F1での経験をベースとしたカーボンファイバー コンポーネントの製造技術を導入したボディは、現行FXX-Kよりも軽量に仕上げることに成功。全高は1,116mmと低く、前後重量配分は41:59とされた。搭載するHY-KERSシステムは、最高出力860ps/9,200rpm、最大トルク750Nm/6,500rpmの6.3リッターV型12気筒エンジンと、最高出力140kW(190ps)の電気モーターの組み合わせ。これにより、総合最大出力1,050ps、総合最大トルク900Nm以上を発揮。

FXX-K Evo

レーシングカーのようなキャビン内には、F1由来のパドルシフトやKERSマネッティーノを装備した新型ステアリングホイールを採用。また、コックピット右側のリアビデオカメラスクリーンは大型6.5インチ仕様となり、KERSの状態や計測タイムなど、最新のテレメトリーシステムのデータを表示することができる。

FXX-K Evo

5,000kmに及ぶ開発テストと、15,000kmの信頼性テストにより、「FXX-K Evo」は2018/2019シーズンの「XXプログラム」での主力となる予定で、3月から10月までの間に9回のサーキット走行が計画されている。

また、XX車両はレースシーズン終了後に開催される伝統のイベント「Finali Mondiali/フィナーリ・モンディアーリ」に参加する予定。

Finali Mondiali
Finali Mondiali
Finali Mondiali

「ラ フェラーリ」の時点でも、選ばれた顧客に1億円以上の価格で販売された特別モデルであり、その後、それよりも希少なサーキット専用モデルの「FXX K」(限定32台、価格は3億円以上)が限られた顧客向けに登場し、そして、今回、さらに限定的な「FXX-K Evo」が登場。一体幾らするのだろう…。よく分からないスケールの世界だが、スーパーカーの「究極」を求めると、所有や走る歓びの先に、開発に関われる歓びに辿り着くということなのかも知れない。

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