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2017 Sep. 12

第3世代のContinental GT

「BENTLEY/ベントレー」の販売主力モデルは、SUVの「Bentayga/ベンテイガ」が登場した今でも、クーペモデルの「Continental GT/コンチネンタル GT」である。

これは、ブランドのデザインやイメージを牽引する役目も担っているからだ。

2003年に初代「Continental GT」がデビューすると、それがそのまま、VWアウディグループ傘下における「BENTLEY」ブランド大復活の狼煙となった。

2003年 Continental GT
2003年 Continental GT

そして、2010年に第2世代へと進化を果たし、累計7万台近くを生産している。

2010年 Continental GT
2010年 Continental GT

そして、7年毎のモデルチェンジサイクルを迎えた今年、「BENTLEY」から3世代目へとフルモデルチェンジされた高級4シーターラグジュアリーグランドツアラー「Continental GT」が発表された。

Continental GT
Continental GT

第3世代となる新型「Continental GT」は、彫刻のように大胆なエクステリアデザイン、強化された6.0リッターW12 TSIエンジン、豪華で革新的なインテリアなどが特徴となっている。

2010年に登場した先代に続く新型の「Continental GT」のデザインは、2015年に発表されたコンセプトカー「EXP 10 Speed 6」がインスピレーションの源となっており、クラシックな優雅さを継承しつつ、シャープなラインが際立つ彫刻のようなフォルムに一層磨きをかけたスタイルが印象的。

EXP 10 Speed 6
EXP 10 Speed 6
EXP 10 Speed 6

アルミニウムを500度に加熱して正確に成形するスーパーフォーミング技術をボディのアルミニウムに使うことで、シャープさが際立つ複雑なボディラインと、どっしりとした彫刻のような力強い後ろ姿が実現されている。

Continental GT
Continental GT
Continental GT
Continental GT

また、最新のLEDマトリクス技術が採用されたというヘッドライトは、クリスタルガラスをイメージした透明な内側面にはシャープなエッジが設けられ、ダイヤモンドのように光を捉え、オプションのウェルカムライト機能を設定すれば、クルマに近づくにつれてヘッドライトが徐々に明るくなり、その効果が一層際立つという演出も用意されている。

Continental GT

全長4,805mm、全幅(ミラー開)2,187mm、全幅(ミラー閉)1,954mm、全高1,405mm、ホイールベース2,851mm、車両重量2244kg、ホイールサイズ21インチ(標準)22インチ(オプション)、トランク容量358リットル、ガソリンタンク容量90リットル。

新型「Continental GT」のインテリアでは、超高級車「BENTLEY」らしく最高品質の天然レザーやウッドパネルなど、本物の素材をふんだんに使用したラグジュアリーな仕上がりとなっており、こちらの車両1台に使用される木材は10平方メートル以上。木製のインレイを手作業で製作して装着するには9時間を要する。

Continental GT
Continental GT
Continental GT

内装が豪華なのはもちろんのこと、立体的に見えるように設計されたデジタルグラフィックスが魅力の完全にデジタル化されたインストルメントパネルや、ダッシュボード全体にウッドパネルが途切れなく流れるように配置され、ダッシュボードの中央に画面がないように見せながら、エンジンスタートでダッシュボード中央のウッドパネルが静かに前方にスライドして回転し、12.3インチの超精細デジタルMMIディスプレイが現れ、各種操作が可能という仕掛けも用意されている。

Continental GT

設計、開発、ハンドビルドのすべてをイギリスで行う新型「Continental GT」の心臓部に収まるのは、最新のエンジンマネージメントシステムでブラッシュアップした6.0リッターW型12気筒ツインターボTSIエンジン。最高出力634ps、最大トルク900Nmの圧倒的パワーを誇り、8段デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせることで、0-100km/h加速3.7秒、最高速度333km/hを実現した。

Continental GT

また、アイドリングストップ機能や片バンク休止機能に加え、高圧・低圧の2種類の燃料噴射方式を採用したことで、燃費性能は先代の14.2L/100kmから12.2L/100km(およそ8.2km/L)に改善したほか、CO2排出量も16%改善した278g/kmを達成。W12という特異なエンジンレイアウトは、同クラスのV12エンジンより全長が24パーセント短いため、理想的な重量配分や室内スペース拡大などが可能になり、メリットは多い。

グランドツアラーとしての乗り心地やハンドリングを支える足回りには、先進的なコントロールシステムの「ベントレー ダイナミック ライド」を搭載。各アクスルのアンチロールバーにある電子アクチュエーターを制御・調整することで、コーナリング時のロールを抑えるとともに通常走行での快適さをキープする。エアサスペンションには3チャンバーエアスプリングを採用し、「COMFORTモード」「BENTLEYモード」「SPORTモード」と、モードに応じた調整範囲の広いシャシーを実現させている。

Continental GT
Continental GT

駆動は変わらず4輪だが、従来の前後40:60固定式からモードや走行状態、ドライバーの操作などに基づき、トルク配分を自動制御するアクティブ全輪駆動システムを採用。

新型のエクステリアデザインは、クラシカルな優雅さとシャープさを融合したフォルムを実現し、前輪を135mm前方に配置したロングノーズ・ショートデッキの低く長いスタイルになった。

Continental GT

フロント部は、LEDマトリクス技術を採用した丸型4灯のヘッドライトやメッシュ状のマトリックスグリルなど、ひと目で「BENTLEY」とわかるデザインを踏襲し、リアはテールライトをその下にあるテールパイプと同様の楕円形デザインとして連続性のあるラジカルなものへと変更。

Continental GT
Continental GT

総アルミ製のシャープなボディはスーパーフォーミング加工(アルミを500度に加熱して成形する)によって成形したもので、プロダクションモデルでの採用は初の試み。クオリティの高い木とレザーと金属をハンドクラフトで仕上げたインテリアのフィニッシュは、これまで通りの「BENTLEY STYLE」が貫かれている。

目を引くのはダッシュボード中央に配した回転式の「ベントレー ローティング ディスプレー」で、エンジンをスタートすると現れるフルデジタルの12.3インチタッチ式スクリーン、外気温・コンパス・クロノメーターの3連アナログメーター、フラットなウッドパネルの3つから好みのものが選択できる。

Continental GT
Continental GT
Continental GT

ディテールにはさらにこだわっており、ドア内側に使用する「ダイヤモンド イン ダイヤモンド」とよぶ2重ダイヤ型のキルティングは極上の手触りを提供。センターコンソールには、スイスの最高級腕時計の地板などに使用する「コート ド ジュネーブ」技法から着想を得た繊細なトリムを使用。

Continental GT
Continental GT

もちろん、「BENTLEY」の誇るパーソナライゼーションに対応しており、豊富なオプションが選択可能。エクステリアカラーは標準で17色、オプションを含めると最大で70色が用意されており、カーペットはオプションで15種類、手作業で仕上げるウッドパネルは8種類、レザーは15種類から選択可能。選択肢がほぼ無限となるカスタマイズについては、ベントレーの注文製作部門である「Mulliner/マリナー」専属の熟練した職人の手にゆだね、仕立てることができるという。

Continental GT
Continental GT
Continental GT

新型の開発チームは、「Continental GT」がどんな走行状況でも走破できることを確かめるため、スウェーデンの極地での寒冷地気候試験、米デスバレーでの高温気候試験、南アフリカでの悪路耐久試験に加え、中東、中国、ヨーロッパでも試験を行った。

日本での販売価格は2,530万円(税込)と発表されているが、これはベースモデルの価格であり、安全性や快適性を意識した様々なハイテク装備を含む2種類のテクノロジーオプションパックが用意される他、顧客の希望に合わせてカラーや素材などを選択可能な「Mulliner」による特別オプションなども用意されるため、これらを含めるとさらに高額になることは必至。

Continental GT

デリバリーは2018年の第2四半期を予定。実車は9月12日から開催の「フランクフルトモーターショー 2017」で初公開される。

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