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2018 Aug. 1

Nissan GT-R50 by Italdesign

先日、とてつもなくカッコいい「GT-R」が発表された。

Nissan GT-R50 by Italdesign

日産自動車とイタリアのデザイン企業「イタルデザイン」が共同開発。「何の制約もなくGT-Rをつくったらどうなるだろう…」ってことを実現したクルマである。

伝説のデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロが設立した名門コーチビルダー「イタルデザイン」は、1960年代から多くの日本車の特別仕様を手掛けた。マツダの「ファミリア」や「ルーチェ」、いすゞ「117」や「ピアッツァ」、スバル「アルシオーネ」、トヨタ「アリスト」、スズキ「SX4」など、ジウジアーロ率いる「イタルデザイン」が担当した。

117coupe
117COUPE

ALCYONE
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ARISTO
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今回登場した「限定プロトタイプ」と謳う「GT-R」は、「イタルデザイン」にとって初の日産車とのコラボ。1968年に「GT-R」が生まれてから50年、そして、「イタルデザイン」が誕生したのも50年前。つまり、「GT-R」と「イタルデザイン」のどちらもが50周年記念ということになる。

Nissan GT-R50 by Italdesign

「Nissan GT-R50 by Italdesign」と名付けられたこの「GT-R」50周年記念モデルは、世界トップクラスのスーパーカーのコンセプトカーなどを数多く手掛けている「イタルデザイン」が、このプロトタイプの開発、設計、製造を担当、内装および外装デザインはロンドンの日産デザインヨーロッパと日産デザインアメリカが担当した。

Nissan GT-R50 by Italdesign

ただ、残念ながらこのモデルは次期型の「GT-R」ではなく、あくまで「限定プロトタイプ」という位置づけである。

「GT-R50」のテーマはグレーとゴールドのツートーン。車体外板色は「リキッドキネティックグレイ」という専用カラー。グレイ自体は歴代「GT-R」でお馴染みのボディカラーだが、フロントマスクやフード上のエアインテーク、フェンダーサイド、ドアミラー、トランクリッド、インパネなどに「エナジェティックシグマゴールド」が配されており、精悍な印象を演出する。

Nissan GT-R50 by Italdesign

はみ出したボンネット、長く引き伸ばしたヘッドライト、金色の巨大エアダムが新しい顔の特徴になっており、ベース車より54mm低くしたルーフラインに、テールフィンのように大袈裟に強調されたリアフェンダーが強い印象を与えているが、全体のシルエットは現行「GT-R」を活かしている。

Nissan GT-R50 by Italdesign

丸型テールライトもモチーフは継承されているが、表現をまったく変え、空洞を囲む細いリングのようなデザインになっている。そして、マクラーレンが採用するようなポップアップ式の大きな可変式リアウィングが、眩しい金色のトランクから飛び出してくる。速さとエレガンスをともに追究する現代のスーパースポーツの中にあっても特別の存在感を発揮する1台に仕上がっている。

Nissan GT-R50 by Italdesign

GT3レースでの経験を活かして手作業で組み立てた3.8リッターV6ツインターボ (VR38DETT)エンジンを搭載、最高出力は720馬力、最大トルク780 Nm。GT3車両用の大容量・大口径のツインターボチャージャーと大型インタークーラーを採用し、そして、クランクシャフト、ピストン、コネクティングロッド、ベアリングなども耐久性が高いものを使用。

Nissan GT-R50 by Italdesign

さらに、高流量ピストンオイルジェットと大容量燃料噴射装置を搭載し、カムシャフト、イグニッションシステム、吸排気システムも改良型。変速機は強化ツインクラッチタイプのシーケンシャル6段。強化したディファレンシャルとドライブシャフトを用いたフルタイム4WD仕様である。

Nissan GT-R50 by Italdesign

サスペンションシステムにはビルシュタイン社が手がけた「DampTronic」。また、フロント6ピストン、リア4ピストンのブレンボ製ブレーキ、そして、目を惹くホイールは、フロント21×10インチ 、リヤ21×10.5インチの専用デザイン、タイヤはミシュランのパイロットスーパースポーツタイヤで、サイズはフロント255/35 R21、リア285/30 R21とかなりの大径である。

Nissan GT-R50 by Italdesign

インテリアは黒基調とし、センターコンソール・インストパネル・ドアの内張りには2種類の異なるカーボンファイバーを、シート素材には黒のアルカンターラと、同じく黒のイタリア製レザーを採用。さらに、エクステリアにあわせてコックピットのスイッチ類など随所にゴールドのアクセントが散りばめられており、「未来的なレーシングカー」のイメージを体現する。

Nissan GT-R50 by Italdesign

ちなみに、「Nissan GT-R50 by Italdesign」は、7月12日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2018」においてワールドプレミアされた。そして、プロトタイプをベースにした市販車は、50台を上限に生産される予定で、ベース価格はおよそ90万ユーロ(約1億2000万円)を想定しているという。

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