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2018 Jan. 3

話題作3作品

スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作「The Post/ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」が、3月30日より全国で公開される。

The Post

物語の舞台は、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年。国防省がベトナム戦争に関する経過や客観的な分析を記録していた最高機密文書、通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をNYタイムズがスクープ。

The Post

アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたキャサリン・グラハム、そして、その部下である編集主幹ベン・ブラッドリーをはじめとするワシントン・ポスト紙の面々は、報道の自由を統制し記事を差し止めようとする政府と戦うため、ライバルであるNYタイムズと時に争いながら連携し、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと決断する。

The Post

政府がその存在すらひた隠しにしていた衝撃の事実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちの姿を追う「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」では、ライバルという立場を超えた熱い信念や絆、それぞれの思惑や葛藤が幾重にも重なる、緊張とスピード感溢れるドラマが描かれている。

The Post

主演のメリル・ストリープとトム・ハンクスの2大オスカー俳優による息の合った圧巻の演技バトルも、この作品の見どころの1つ。アカデミー賞も有力視されている。

先に開催されるゴールデン・グローブ賞では、ドラマ部門作品賞、監督賞、ドラマ部門主演女優賞、ドラマ部門主演男優賞、脚本賞、作曲賞の6部門にノミネート。 主演男優賞のトム・ハンクスの通算9作目のノミネートという数字も驚きであるが、なんとメリル・ストリープの主演女優賞は通算31作目のノミネートという偉大な記録を達成している。

The Post

ちなみに、先んじて発表されたノーステキサス映画批評家協会賞では、最優秀作品賞、最優秀アンサンブル演技賞を受賞している。

この作品の監督を務めるスピルバーグは、「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」の製作を発表し、先に予定していた作品を前倒しして撮影を敢行。国民が知る情報の何が真実で何が正しいのか、それがより曖昧になってきている現代において、政府によってジャーナリズムに規制がかけられてしまうような危機的状況に警鐘を鳴らす作品として世に送り出した。

The Post

また、脚本はリズ・ハンナと、「スポットライト 世紀のスクープ」でアカデミー賞最優秀脚本賞を手にしたジョシュ・シンガー、音楽はジョン・ウィリアムズと、製作陣にも豪華スタッフが集結した。この春、一番の話題作である。

 
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」予告編

2017年度のヴェネツィア国際映画祭で最高賞にあたる「金獅子賞」を受賞した作品、ギレルモ・デル・トロ監督最新作「THE SHAPE OF WATER/シェイプ・オブ・ウォーター」が、3月1日より全国公開される。

HE SHAPE OF WATER

この作品は、過去のトラウマで声を出すことができない1人の孤独な女性と、水の中で生きる、それはまるで半魚人のような不思議な生物との言葉を超えた「愛」を描いたファンタジー・ロマンス作品。

HE SHAPE OF WATER

ギレルモ・デル・トロはメキシコ出身の映画監督。特殊メイクから映画の世界に入った監督で、独特な世界観の作りこみに定評がある。

Guillermo del Toro

代表作はスペイン内戦後を舞台に、悲しげな少女を描くダーク・ファンタジー「パンズ・ラビリンス」。また、菊地凛子が主演を務めた大作「パシフィック・リム」も記憶に新しく、「ホビット」シリーズでは脚本を担当。そして、アメコミ系の「ブレイド2」「ヘルボーイ」を手掛けていたり、最近の作品では、心霊屋敷が舞台にしたダークミステリー「クリムゾン・ピーク」を送り出した。

彼が生み出してきた映像は美しくも独特であり、こだわり抜いたもの。キャラクターはどこか憎めなく、そして、魅力的。モンスターをはじめとする奇妙な物品を愛し、今回の作品でもモンスター×人間が題材として描かれているが、珍しく今回はラブストーリー。

HE SHAPE OF WATER

物語の舞台はアメリカとソビエトの冷戦時代の1962年。清掃員として政府の極秘研究所に勤務するイライザは孤独な生活を送っていた。そんな彼女の生活だったが、ある出来事を機に永遠に変わってしまう。

HE SHAPE OF WATER

同僚のゼルダと一緒に極秘の実験を見てしまったのだ。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。

HE SHAPE OF WATER

それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと「彼」の愛はどこへ向かうのか…。

不思議な生き物と心を通わせていく主人公のイライザを演じたのは、サリー・ホーキンス。言葉を使わずに溢れんばかりの感情を表現する、渾身の演技を見せている。

HE SHAPE OF WATER

2008年の「ハッピー・ゴー・ラッキー」で、ベルリン国際映画祭女優賞にあたる「銀熊賞」、ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ主演女優賞を受賞。ウディ・アレン監督による「ブルージャスミン」でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、近年ますます注目が集まる女優であり、ハリウッド版「GODZILLA/ゴジラ」でも主要キャラを演じている。

また、優しい隣人役ににリチャード・ジェンキンス。70歳を超えて未だ現役・名脇役と呼ばれる俳優。2001年にはじまったテレビドラマ「シックス・フィート・アンダー」で知られ、2009年には「扉をたたく人」ではアカデミー主演男優賞にノミネートされた。

HE SHAPE OF WATER

そして、イライザを暖かく支える同僚ゼルダを、「ドリーム」のオクタヴィア・スペンサー。裁判映画「評決のとき」で、はじめて映画に出演し、その後は地道に出演を続け、2011年「ヘルプ 心がつなぐストーリー」でブレイク。アカデミー助演女優賞を受賞。最近は「ドリー」「gifted/ギフテッド」への出演や、「ズートピア」では声優として活躍している。

HE SHAPE OF WATER

その他、イライザと恋に落ちる生き物の声は「パンズ・ラビリンス」をはじめ、デル・トロ監督作の常連ダグ・ジョーンズ、冷徹な政府調査官を「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノンが担当する。

Michael Shannon

ヴェネツィア国際映画祭の「金獅子」だけではなく、この作品は賞レース前哨戦でも既に16受賞、80ノミネートを果たし、特にアカデミー賞との親和性も高い放送映画批評家協会賞では、ぶっちきり史上最多となる14部門でのノミネート、第75回ゴールデン・グローブ賞でも7部門の最多ノミネートを果たしている。

HE SHAPE OF WATER

なお、映画の公開前の2月9日には、キャラクターや小道具のデザインから撮影に至るまでフィルムメイキングの過程を網羅するアートブックも発売される予定。

 
THE SHAPE OF WATER | Official Trailer

「ジュラシック」シリーズ最新作、「Jurassic World: Fallen Kingdom/ジュラシック・ワールド/炎の王国」が、今年の夏、7月13日から日本公開される。

Jurassic World: Fallen Kingdom

2015年8月に公開され、全世界で大ヒットを記録した「ジュラシック・ワールド」。同作で、テーマパーク「ジュラシック・ワールド」はハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXが死闘を繰り広げたことで崩壊した。

「ジュラシック」シリーズ誕生25周年という節目を迎える2018年、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」として再びスクリーンに「あのテーマパーク」が帰ってくる。

Jurassic World: Fallen Kingdom

物語の舞台は、テーマパークを有するイスラ・ヌブラル島。ここでは、火山の大噴火の予兆が捉えられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は噴火すると知りつつも恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られる。

Jurassic World: Fallen Kingdom

そんな中、恐竜行動学のエキスパートであるオーウェンは、テーマパークの運営責任者だったクレアと共に、行動を起こす事を決意する。しかし、島へ向かった矢先、火山は大噴火。生き残りをかけた究極のアドベンチャーが再び幕を開ける。

Jurassic World: Fallen Kingdom

恐竜と心を通わせる主人公オーウェン役はクリス・プラット、「ジュラシック・ワールド」の運営責任者であったクレア役はブライス・ダラス・ハワードが続投。

Jurassic World: Fallen Kingdom
Bryce Dallas Howard

監督は「怪物はささやく」でゴア賞9部門を受賞したJ・A・バヨナが務める。また、スティーヴン・スピルバーグが、前作で監督を務めたコリン・トレボロウとともに製作総指揮に参加、作品を更に「進化」させる。

 
「ジュラシックワールド/炎の王国」予告編
 
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