top

2018 Mar. 7

カッコいいタイムピース

先日はスケルトンタイプの腕時計をお届けしたが、今日はその続編。

「Armin Strom/アーミン・シュトローム」は、マスター・ウォッチメーカーであり、スケルトナイザーとしても有名なアーミン・シュトロームによって1967年設立された。

Armin Strom

現在のオーナーであるサージュ・ミシェルとディレクターのクロード・グライスラーにより、2008年に自社工房が設立され、翌年には初の自社製ムーブメントを発表した。

それ以来、「Armin Strom」はマイクロローター搭載のトゥールビヨンを含む、9つの自社開発キャリバーを製造した。 ウォッチメイキングへの情熱と、技術的にも美的にも完璧性を求めるため努力すること、モダンなデザインと高度な手作業により組み上げられるムーブメントは、「Armin Strom」の時計がエクスクルーシブで、ラグジュアリーな作品であることの証明である。

Armin Strom

創業者のDNAを引き継いだ「Armin Strom」の時計におけるもっとも重要な要素は、ムーブメント。それは、時計の心臓部ということだけではなく、デザインの中心でもある。つまり、時間をチェックする人なら誰でも常にテクノロジーの美しさを見ることができる。

Armin Strom

1991年には女性向けに極小のスケルトンウオッチを製作。そのあまりの小ささからギネス記録を樹立した。

Armin Strom

また、「Armin Strom」の時計には、いわゆる文字盤がなく、ムーブメントがむき出しのように見え、この特徴的なデザインの「Armin Strom SKELETON PURE WATER」は、2015年にドイツの「RED DOT AWARD/レッドドット アワード」プロダクトデザイン部門の最優秀賞にも選ばれている。

Armin Strom SKELETON PURE WATER
SKELETON PURE WATER

そして、「Armin Strom」の最も革新的な作品と評されている「MIRRORED FORCE RESONANCE/ミラード・フォース・レゾナンス」が、2017年の「RED DOT AWARD」でも受賞の栄誉に輝いた。

MIRRORED FORCE RESONANCE
MIRRORED FORCE RESONANCE

優れたメカニカルなデザインというだけではなく、この先駆的なタイムピースは革新的で洗練されたメカニズムを備えており、ムーブメントのもっとも敏感なパートである可視できる一対のレギュレーターにより、これまでにない精度を実現するように設計されており、ドーム型のスクラッチ・プルーフのサファイアガラスを通して、ムーブメントの上面のウォッチメイキングにおけるシアトリカルなディスプレイの主人公が誇らしげに配置されていることを見ることができる。この2つのオシレーターによる魅惑的な機能は、共振現象による精度の安定ということと併せ脚光を浴びている。

MIRRORED FORCE RESONANCE

余談ながら、「RED DOT AWARD」は、すでに60周年を迎えているこの国際アワードで、31の異なるカテゴリーにおける極めて優れた国際的なプロダクト・デザインに敬意を表するものである。

この「Armin Strom」の高い技術力の証である「MIRRORED FORCE RESONANCE」に、約100年前の旋盤を使用して製作したギョウシェダイアルを搭載するNEWモデル「MIRRORED FORCE RESONANCE GUILLOCHE DIAL/ミラード・フォース・レゾナンス・ギョーシェ・ダイアル」バージョンが発表された。

MIRRORED FORCE RESONANCE GUILLOCHE DIAL

「RESONANCE/レゾナンス」とは共振を意味する単語で、共振とは「隣接する2つの振動体は互いに影響を及ぼし、やがて共振する」物理現象のこと。つまり、この共振を時計に組み込んだのが「MIRRORED FORCE RESONANCE」。

MIRRORED FORCE RESONANCE GUILLOCHE DIAL

「RESONANCE」の最大のメリットは動作安定による精度の向上にあり、これまで「RESONANCE」機構を搭載するムーブメントを開発したのは、アンティド・ジャンヴィエやアブラン-ルイ・ブレゲ、現代においてはフランソワ-ポール・ジュルヌといった時計史に名を遺すごくわずかのひじょうに優れた時計師のみ。つまり「RESONANCE」の搭載は困難を極めるものである。

「Armin Strom」では同社のテクニカル・ディレクター率いる開発チームが、2年半をかけて「RESONANCE」機構を完成。その姿は7時位置と11時位置にあるツイン・ディスプレイによる秒表示で確認できる。

今回、新たなアイコンとしてギョウシェダイアルモデルで協力を仰いだのがスイスのモティエに工房を構える稀代の時計師カリ・ヴティライネン)。ダイアルは、彼の工房にある約100年前の旋盤により製作されているが、旋盤は手作業でのみコントロールできるもの。極めて精密に、最大限の注意を払い、金属盤をエングレーブすることで得られる複雑なパターンからは、クラフトマンの高い芸術性が感じられる。

MIRRORED FORCE RESONANCE GUILLOCHE DIAL/1000万円(税別)
MIRRORED FORCE RESONANCE GUILLOCHE DIAL/1000万円(税別)

ブルーモデルの他、カラーはブラック、アントラサイト、レッド、または、バイカラーとすることも可能。テクスチャーについても、サンレイほかコンセントリック・ウェーブ、バーリーコーンから選択できる。

先日お届けした、「HUBLOT/ウブロ」の「ビッグ・バン」シリーズに、今度は自社製キャリバーを搭載し、最先端の技巧とユニークな素材を融合させたモデル「ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック」がリリースされた。

ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック

モダンで独創的な存在感を放つ「ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック」は、「HUBLOT」のブランドコンセプトである「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」を体現したモデル。10日間のパワーリザーブを擁するマニュファクチュールムーブメントと、アイコニックなインディゴブルーのセラミックケースが特徴。最先端の技巧と超耐性素材が融合したタイムピースである。

ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック

ムーブメントは約2年間かけて自社開発され、10日間のパワーリザーブ、223個のパーツから構成されるスケルトンキャリバーを搭載。パワーリザーブはデュアル表示を採用し、3時位置の開口部にチャージ残量が3日になった時点から徐々に赤いマークが現れ、6時位置の歯車がパワーリザーブの正確な残量時間を表示。8時、9時位置ではスモールセコンドと共に調速機も眺めることが可能。

ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック/251万6400円(税込)
ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック/251万6400円(税込)

ケース、ベゼル、ホールディングクラスプに用いられたハイテクなセラミック素材であるジルコニア(二酸化ジルコニウム)は、スチールよりも軽量ながら頑丈な耐傷性を持ち、経年変化もしにくい。そして、ストラップには同じくブルーのラバーを付属させ、「HUBLOT」のブランドコンセプトに基づき組み合わされた異素材のコンビネーションによって、他にはないユニークな存在感が漂う。

また、「HUBLOT」独自のキングゴールドを採用したモデルも加えられており、輝く赤味のあるゴールドのケースにマットブルーのスケルトンダイアルが組み合わされ、ケースバックにはサファイアクリスタル、すばやく簡単に、そして、安全にストラップを交換できるワンクリック構造を取り入れたライン入りのラバーストラップが付属。

ビッグ・バン メカ-10 キングゴールド ブルー/468万7200円(税込)
ビッグ・バン メカ-10 キングゴールド ブルー/468万7200円(税込)

さらに、「HUBLOT」の最も繊細でエレガントなコレクションでタイムレスな魅力を誇る「クラシック・フュージョン」に、新たにブラックセラミックブレスレットを備えるモデルが誕生。

クラシック・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック ブレスレット

1980年代の「HUBLOT」創業時に生み出された「クラシック・フュージョン」は、アヴァンギャルドでありながらクラシカルな側面も備えることから人気となった。そのパイオニア精神とたゆまぬ改良への情熱がクリエーションに吹き込まれ、ハイテクセラミック(酸化ジルコニウム)製の新しいブレスレットが誕生した。

ブレスレットは時計のルックスに大きな役割を果たすデザイン要素の1つ。また、ハイテクセラミックのブレスレットはスマートで堅牢、軽量かつ着け心地がよく、同素材のケース、ダイアルと美しく融合する。ダイアルはマットブラックまたはブルーサンレイで、クロノグラフまたはセンターセコンドを選択できる。

クラシック・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック ブレスレット/155万円
クラシック・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック ブレスレット/155万円

クラシック・フュージョン クロノグラフ セラミック ブルー ブレスレット/155万円
クラシック・フュージョン クロノグラフ セラミック ブルー ブレスレット/155万円

約42時間のパワーリザーブ機能を持つ機械式ムーブメントを搭載し、加えてコンテンポラリーなクラシックデザインの再解釈が秀逸。ケース径45mmまたは42mmのサイズが取り揃えられたこのアイコニックなコレクションは、現代のジェントルマンに向けた、非常にキレのいいタイムピースである。

クラシック・フュージョン クロノグラフ ブラックマジック ブレスレット
クラシック・フュージョン クロノグラフ セラミック ブルー ブレスレット

「CORUM/コルム」からは、同社を代表する「アドミラル」コレクションに、ヨットのデッキ材として使用されるチークを用いたユニークな新作「アドミラルAC-ONE 45クロノグラフ」が登場。

アドミラルAC-ONE 45クロノグラフ

アワーインデックスを国際海洋信号旗で表現するロングセラーモデル「アドミラル」コレクション。今回、海と深いつながりを持つ「アドミラル」の文字盤素材に選ばれたのは、ヨットのデッキ材にも使われる天然チーク。

美しい木目と強靭な耐久性を持つことから、船舶や家具、建築にも使われる天然チークは、現在では伐採が禁止され、輸入規制があるため日本国内で入手しにくい高級な希少木材がダイアルに採用された。

アドミラルAC-ONE 45クロノグラフ

ケースは、歳月を経るとともに味わい深く変化を楽しめるブロンズを採用。ブラウンのカーフレザーも相まって、海に焼けたイカリのような深い色合いが、多くの航海を経た歴史ある船のような存在感を放っている。

アドミラルAC-ONE 45クロノグラフ/145万円(税別)
アドミラルAC-ONE 45クロノグラフ/145万円(税別)

天然材を手仕上げするため、それぞれ色味やニュアンスが異なり、まったく同じものがない唯一無二のチークダイアル。長く使用して、より深い風合いを育てていきたいモデルである。

本日の最期を飾るのは、「Jaeger-LeCoultre/ジャガー・ルクルト」のエナメル装飾とエングレーブを施した初の試みとなるレベルソ。葛飾北斎の浮世絵をはじめ、他にも西洋の芸術作品をケースバックに描いた限定モデル「レベルソ・トリビュート・エナメル」は、ブランドの稀有なクラフトマンシップを注いだ3モデル。それぞれ限定8本でリリースされる。

レベルソ・トリビュート・エナメル

ベースとなるのは、ジャガー・ルクルトのアイコンであり、象徴的なアールデコ様式が目を引く「レベルソ・クラシック・スモール」。さらに、この限定モデルのためだけに特別に作られた18KWGケースは、額縁としての役割も担い、裏表が調和するよう製作されている。

ケースバックの芸術作品に選ばれたのは、葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」、点描画で有名なジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」、そして、中国の画家である徐悲鴻の水墨画から着想された2頭の馬の絵。浮世絵、点描画、水墨画という異なる技法と象徴的スタイルを取り入れながら、絵の世界観を高度なエナメル細密画で美しく描かれている。

葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」では、この作品の命ともいえる躍動感のある波のうねりと飛び散る水飛沫を、3センチ平方の狭小スペースに再現。ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」でも、点描画を描くため独自の工具を製作するなど、長い時間をかけ具現化された。

レベルソ・トリビュート・エナメル

一方、手作業により精緻なギョウシェが施されたダイアルは、半透明のグランフーエナメルで覆われ、1931年のレベルソ初代モデルから受け継いだアールデコ様式のコードなど、メゾンのアイデンティティを感じさせる表情をまとっている。

レベルソ・トリビュート・エナメル「神奈川沖浪裏」
レベルソ・トリビュート・エナメル「神奈川沖浪裏」

レベルソ・トリビュート・エナメル「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
レベルソ・トリビュート・エナメル「グランド・ジャット島の日曜日の午後」

レベルソ・トリビュート・エナメル「2頭の馬の絵」
レベルソ・トリビュート・エナメル「2頭の馬の絵」

ダイアルだけでなく、ケースを反転させたときに現れるケースバック側の絵画に対する驚きも含めたアートピース。いずれも8本ずつの限定モデルで登場。なお、価格は未定。

 
Touch the heartstrings | Facebookページも宣伝


 
backnumber
 
<< Back Next >>
backnumber
 
pagetop
 
 
s