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2018 Mar. 11

BenzとFerrari

2日連続のクルマネタ。今日は「Mercedes-Benz」と「Ferrari」。

「Mercedes-Benz Japan/メルセデス・ベンツ日本」は、新型直列6気筒エンジン、新技術ISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーを組み合わせて搭載した、フラッグシップセダン「Sクラス」の新グレード「S 450」「S 450 エクスクルーシブ」「S 450 ロング」を発表。新パワートレインを導入することで、「S 450」は安全性と快適性、効率性など自動車に求められるあらゆる要素を兼ね備えたモデルに生まれ変わった。

Mercedes-Benz S 450
Mercedes-Benz S 450

Mercedes-Benz S 450
Mercedes-Benz S 450

「S 450」に搭載されるISGとは、エンジンとトランスミッションのあいだに配置した、最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生する電気モーター。48V電源に対応したマイルドハイブリッド(HV)システムで、オルタネーター(発電機)とスターターの役割も兼ね備えている。

Mercedes-Benz S 450
Mercedes-Benz S 450

Mercedes-Benz S 450 Exclusive
Mercedes-Benz S 450 Exclusive

機能としては、従来のハイブリッドのような回生ブレーキによる発電と、容量約1kW/hのリチウムイオンバッテリーへの充電を行うほか、エンジンが低回転時にはその電力を利用して動力を補助し、高い効率性と力強い加速を実現する。

また、スターターが高出力な電気モーターとなったことで、エンジン始動時の振動を抑え、アイドリングストップの再始動もスムーズに行えるようになった。

Mercedes-Benz S 450 Long
Mercedes-Benz S 450 Long

Mercedes-Benz S 450 Long
Mercedes-Benz S 450 Long

さらに、2秒以下のエンジン停止はアイドリングストップしない時より燃料消費量が増加することから、ドライバーの走行データやレーダーセンサーの情報をもとに2秒以上停止しないとシステムが予測した場合はエンジン停止を行わないという機能を採用。同時に、アイドリング時に電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を毎分520回転という低回転に安定して保つことを可能にし、効率性、快適性、静粛性が向上。48Vの電気システムは、動力補助に十分な出力を得ることができる一方で、60Vを下回る電圧としたことで、専用の乗員保護機構が不要であるというメリットもある。

「S 450」が搭載する新開発の3.0リッター直列6気筒直噴ターボエンジン「M256」は、電化を前提に設計された初めてのエンジンで、単体で最高出力270kW(367ps)、最大トルク500Nmを発生する。

3.0リッター直列6気筒直噴ターボエンジン「M256」
3.0リッター直列6気筒直噴ターボエンジン「M256」

直6エンジンの前後に長い形状は、クラッシャブルゾーンの確保に不都合なためV型エンジンに取って代わられていたが、従来エンジン回転を動力源としていたエアコンやウォーターポンプが電動化されたため、エンジン前部のベルト駆動装置が不要となり、コンパクト化を実現。

3.0リッター直列6気筒直噴ターボエンジン「M256」
3.0リッター直列6気筒直噴ターボエンジン「M256」

また、エンジン左右にスペースが生まれ、そこに補機類を配置することが可能になった、そして、何よりも振動が少なくなめらかなエンジンフィールを得ることができるなどの利点から、「Mercedes-Benz」にとっては1997年以来20年ぶりの直列6気筒エンジン復活ということになる。

補機類を配置することが可能
エンジン左右にスペースが生まれ、そこに補機類を配置することが可能

最新エンジンらしく、エンジン近接型の触媒を採用することで、より効率的な排出ガス処理を可能にしたほか、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施し、フリクションロスを低減している。

また、加給システムは低回転域で加給できる「電動スーパーチャージャー」と、排気ターボチャージャーの2つを搭載。ターボラグを解消するとともにISGによる動力補助を組み合わせることで、あらゆる回転域で俊敏なレスポンスが得られる。

Mercedes-Benz S 450 Long
Mercedes-Benz S 450 Long

価格は「S 450」が1,147万円。装備を充実させた「S 450 エクスクルーシブ」が1,363万円、13センチ全長が長く後席の空間を広げた「S 450 ロング」が1,473万円。納車は4月頃、なお、「S 450 ロング」は夏頃を予定している。

一方、「Ferrari/フェラーリ」は「ジュネーブモータショー」で、新しいV8スペシャルシリーズとなる「488 ピスタ」を発表した。

Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista

「488 ピスタ」は、「360 チャレンジストラダーレ」「430 スクーデリア」「458 スペチアーレ」など、性能と純粋なハンドリングを追求した、V8エンジン搭載特別シリーズの最新モデル。開発は、FIA世界選手権への参戦と、25年にわたるフェラーリチャレンジ ワンメークレースの経験がもとになっている。「プロでないドライバーがステアリングを握るとき、どんな状況でもサーキットのような完璧な性能を提供する」ことを目的として誕生した。

Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista

「488 ピスタ」のボディサイズは全長4,605×全幅1,975×全高1,206mm。軽量化に関しては、エンジン、ビークルダイナミクス、エアロダイナミクス開発とともに、すべてがレーシングモデルである「488 GTE」と「488 チャレンジ」に由来し、「488 GTB」より90kgも軽い1,280kgに仕上げられている。

Ferrari 488 Pista

パワーユニットは、2016年、17年に「インターナショナル エンジン オブ ジ イヤー」に選出された、排気量3,902ccの90度V8ツインターボを進化させ、最高出力720ps/8,000rpm、最大トルク770Nm/3,000rpmを発生する。比出量185ps/Lを達成したことにより、最高速度は340km/hに達するとともに、0-100km/h加速2.85秒、0-200km/h加速7.6秒をマークする。

Ferrari 488 Pista

エンジン音も特別モデルに相応しく、すべてのギアとエンジン回転数で、「488 GTB」を凌ぐ音質と迫力が堪能できる。

Ferrari 488 Pista

エクステリアは、「Ferrari」のモータースポーツの経験を最大に生かし、ロードでも最高の空力性能を発揮するようデザイン。F1由来のフロントSダクトやフロント ディフューザーを採用し、リア ブロウン スポイラーはより高く長い形状に最適化。こうした改良により、ダウンフォースは「488 GTB」に比べ20パーセント加している。

Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista

ボディカラーもレーシングカーを想起させるものを採用。Sダクト内まで施されたカラーはコンパクトなベルリネッタのフォルムを強調し、さらにドルフィンテール リア スポイラーにも反映。軽快な印象を演出するだけでなく、効率の向上にも貢献している。

Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista

ビークルダイナミクス面では、「488 ピスタ」が持つポテンシャルを限界まで引き出すとともに、それを容易に制御することを目的に各機能を搭載した。SSC 6.0(サイド スリップアングル コントロールシステム バージョン 6.0)にはE-Diff3、F1-Trac、SCM(磁性流体サスペンション)、FDE(フェラーリ ダイナミック エンハンサー)のすべてのシステムが組み込まれている。

初めて装備されるFDEは、フェラーリ ソフトウェアを使用してキャリパーのブレーキ圧を調整する世界初の機能。コックピットも機能的なエアロダイナミクス コンセプトに準じたデザインを採用。

Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista
Ferrari 488 Pista

スポーツ性を追求した無駄を削ぎ落としたものになっている。これらにより、「488 ピスタ」はプロを含めたすべてのドライバーがクルマのポテンシャルを最大限に活用し、心をときめかせるドライビングプレジャーが味わえる。

 
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